アフターコロナ

先日、3年ぶりに中国へ帰国。コロナ禍も落ち着き、街中も以前の活気が戻っている。駅のホームや歩道は、人・人・人だ。物心がついた息子は、初めて見る光景に「何でこんなに人が多いの?」と不思議そうに言う(笑)。これから少しずつ中国の文化に触れていくのが楽しみだ。

人で賑わう南京南駅

実家・安徽省の家族と食卓を囲みながらの久しぶりの故郷の味に、ご飯も進む。実家での滞在も束の間、四川省・成都に飛び、変面の師匠である毛庭斎師匠や他関係者との打ち合わせなどを終え、長嘴壺茶芸の先生との訓練。本場の技のレベルの高さを改めて実感し、新たな課題も認識できた。

毛師匠・奥様と

日本帰国後、広島で開催された「ひろしまフラワーフェスティバル」へ。広島県は来年、四川省との友好提携40周年の大きな節目を迎え、そのきっかけとして「本場の四川変面を多くの方に見てもらいたい」という県の意向で出演させて頂いた。こちらも4年ぶりの通常開催で、大通りでのパレードや各種ステージも実施され、大いに盛り上がりをみせた。

広島フラワーフェスにて

アフターコロナを実感したこの1ヶ月。今後は各地での交流イベントも益々活発になるだろう。久しぶりの帰国でつい食べ過ぎてしまった身体を絞る為にも、身を引き締めて取り組んでいきたい。

文◎王文強(おう・ぶんきょう 変面役者)