今どきの温泉事情

2024年2月1日号 /

大家好~麻雀スズメのNANAだよ。まもなく春節といえども寒い日が続く毎日。こんな時期はあったかいお風呂につかるのが幸せ~。日本では寒い季節の旅行先として温泉が定番だけど、温泉は最近、中国の若者たちの間でも注目されているよ。今日は今どきの温泉事情について紹介するね!


旅行関連サービスを提供するサイト「途牛」の「2023温泉旅行消費動向報告」によると、2023年の11月以降、「温泉につかる」「温泉チケット」「温泉ホテル」などのキーワード検索数が10月の同時期に比べて2倍以上増加、温泉旅行の予約数が急増しているよ。

また、中国版インスタグラムと言われるSNSアプリ「小紅書(RED)」でも「温泉」に関する記事が増えていて、その中で閲覧数が多いのは、温泉水着ファッション、温泉につかる時の注意事項、温泉で「映える」写真と動画の撮り方等々。漢方薬の「五行」風呂やたくさんの唐辛子が浮かんだ「火鍋風呂」、それに鍾乳洞風呂など特色ある温泉のあるお勧め温泉リゾート地や人気スポットの紹介もたくさんされているよ。関連統計データによると、温泉に関心を持ち、予約するユーザーは90年代~2000年代生まれの若者が大半を占めているんだって。

ある若いユーザーに話を聞いてみると、友達と一緒に温泉に行くのは、日頃の疲れを癒すリラックス効果を期待するほか、温泉につかりながら友達と一緒におしゃべりをしたり、映画を見たりトランプをしたりするのが楽しみとのこと。温泉は疲労の回復や美容、血行促進などの効果が期待できるので、養生や健康的な生活を追求する今どきの若者の健康観念やライフスタイルに合っているね。さらに、温泉で飲食やエンターテインメント体験ができることで、若者の新しいレジャーや社交の場にもなっているみたい。


中投産業研究院のデータによると、2018~2022年の間、コロナ禍で収入が激減した2020年を除くと、中国の温泉リゾート観光収入は2500億元と安定した市場規模を維持。

今後も、温泉に地域の特色や文化を融合させたり、ユニークなサービスを提供したりして顧客体験や満足度を上げると同時に、SNSを駆使したマーケティングを通して知名度を上げ、たくさんの若者ユーザー層を拡大していくことで、中国の温泉観光産業はますます盛り上がっていきそうだね。現地の特色ある温泉に行くのも中国旅行の楽しみの一つになりそう。でも水着は忘れずに! ではまたね。

文◎新出歌名子(北海道出身、北京在住。清華大学MBA修了)

入浴のあとの湯冷めには注意!