「中国人との交流(出会い方、交流の仕方)」星野泰代(浙江大学)

 オンライン留学であるため、留学中に出会った現地の友人はいないが、幸いにも中国人の友人がたくさんいる。ほとんどは大学内で知り合った人たちで、長い時間一緒に過ごしたため一番仲が良い。その他は、友人の紹介や中国への短期研修、運転免許短期合宿などで知り合った。

 大学の友人は、主に中国語劇団の中で知り合った。語劇では、彼らは発音や演技指導をしてくれていた。授業や練習が無い時には、一緒にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりした。付き合いが長く、日本人だとか中国人だとかは意識していない。極端に言えば、相手の日本語がぺらぺらだと「そういえば、中国人やったよね。」という感じである。また、料理が得意な子は、火鍋や水餃子などをご馳走してくれる。個人的に、“海底捞”などお店の料理よりも美味しく、「あ~、中国人の友人がいるってなんて幸せなんだろう」と、感じる。

大学の友人と作った火鍋

大学の友人と作った水餃子

 大学外で出会った友人とは物理的に遠いため、あまり会えないが、今でも連絡を取り合っている。中国の大学で日本語を学んでいる友人とは、お互いの文章を添削し合うこともある。最近では、日本語会話の練習をしたいという中国人と友達になり、日本語と中国語をお互い教え合っている。会話練習の間は、お互いの国の文化を教え合ったり、中国語と日本語の違いを考えたりするが、それ以外の時は、日本人の友人と話す時と同じように近況報告や雑談をする。

 私は人よりも中国人の友人が多いと思うが、何となくそれは、相性かなと感じる。周りの中国人は明るく親しみやすいというのもあるが、他の国の人よりも中国人とのほうが馴馴染みやすい気がする。(よく中国人に間違えられるし、前世は中国人だったのかな…。)人との出会いは全て「縁」であるが、やはり積極的に中国人の友人を作ろうと姿勢も大事である。これから、日本語を全く勉強していないまたは日本について知らない中国人とも友達になりたい。

大連の友人からのプレゼント