「授業以外の時間について」福崎文香(浙江大学)

後期から、授業の時間が夜に変わったため、昼の時間をどのように過ごしていたか書きたいと思います。似た境遇の方(がそうそういないかもしれませんが…)の参考になれば幸いです。

まず前提として、私は、21年9月からJASSO窓口の中国政府奨学金を頂きながら中国の修士課程に進学する予定で動いていました。しかし、21年9月からも中国に入国できる目途が立ちそうになく、オンライン授業になるであろうと見当がついたので、(未だ正式な通知はないですが)修士課程進学を合格保留のまま1年延期し、22年9月の入学を目指すことに決めました。そのため、大学院への出願や面接と同時に転職活動も行い、さらに(修士課程は英語で授業を受ける予定であるため)英語と中国語の勉強、隙間時間に日本語教師のバイトを行っていました。時間的にはそこまでタイトではなかったのですが、精神的には余裕のなかった時期もありました。以下、紹介程度に書きます。

 

■中国大学院への出願と面接

JASSOの中国政府奨学金に合格した後、志望校との面接がありました。また、中国政府奨学金の枠とは違う個別での出願もしていたため、応募書類の入手や面接準備等、若干大変ではありました。正直、中国の大学(院)に出願する際、カリキュラムや教授の情報、必要な申請書類等、最新の正確な情報を集めるのには苦労を要します。年度ごとに出願条件が変わっていたり、留学生と現地生で扱いが異なっていたり、そもそも情報が公開されていなかったりするため、時間に余裕をもって、時には直接問い合わせながら、きちんと調べることが重要です。

 

■転職活動

5月の段階で大学院への進学を22年9月に延期しようと決め、転職活動を始めました。期間的に、応募できるポストが限られており、どうなることかと心配だったのですが、無事第一志望の職場で働けることになりました。大学院で学びたいこととも関連しており、今からとても楽しみです。

 

■英語と中国語の勉強

忙しい時期は、両言語とも最低限のことしかやっていませんでした。英語に関しては、オンラインプラットフォーム(某受け放題のやつ…)で1時間/日と決めて、あくまで英語を忘れないようにという位置づけで勉強していました。中国語に関しては、宿題は最低限絶対にやる、残りは友人とおしゃべりしたり単語帳を進めたり、無理のない範囲で勉強していました。やはり、1年続けてみて思いましたが、純ジャパが2つの言語を同時に勉強するというのは(地頭の良さは大いに関係があるとは思いますが…笑)効率が悪いように感じます。せっかく中国語脳になってきても、英語を話し出すと振り出しに戻る感覚があります(うまく説明できないのですが…)。しかし、好みや時間的制約にもよりますね、、。

 

■日本語教師のバイト

会社員時代、日本語教師養成講座を修了しており、せっかくだからと思い台湾のオンラインプラットフォームに教師登録し、日本語を教え始めました。教える際、英語と中国語を使いながら教えられるため、外国語ができるのはやはり便利だなと感じます。日本語で日本語(特に単語)を教えるというのはなかなか難しいもので、中国語の老师们の大変さを身をもって感じました。外国語を学んでいる人は世界中にたくさんいて、単語が覚えられないとかうまく話せないとか、悩みを抱えているのは自分だけじゃないんだと思えるので、良い息抜きになっています。