「前期を振り返って」山岡美結(北京語言大学)

前期の留学生活を通して、大変なことは多かったですが、その分成長できた点、変われた点もたくさんありました。

一つ目はやはり中国語の力がついたことです。私は大学で中国語を専攻していましたが、街中で中国語のアナウンスを聞いても、中国語が流れているけど何を言ってるかよく分からないなという状態でした。しかし留学に来て、友達、先生、店員さんや車内アナウンスなど、たくさんの中国語を聞いたことにより、リスニング力が大幅に上がりました。その証拠に一時帰国した時に中国語のアナウンスが聞こえてきて、だいたい何を言ってるか聞き取れるようになっていました。一日中中国語に触れて生活するのと、ただ授業を受けるだけとでは、やはり習得のスピードが全然違うことを改めて実感したとともに、このような素晴らしい環境で勉学に取り組めることはとても有難いことだと思いました。

二つ目は、いい意味で人の目が気にならなくなったことです。留学に来るまでは、周りの目ばかり気にしていて、人からよく思われたいからこれはやらない、高い評価を受けたいからこれは頑張る、という風に他人本位で生きてきました。中国でももちろんメンツは重んじられていますが、人から変に思われたくないからといって自分の意見を押し殺している人はあまりおらず、言いたいことは言う、やりたいことはやるというスタンスが感じられました。中国の人たちはいい意味で自分本位で、そのような考え方も素敵だなと気付きました。以来、前ほど遠慮せずに言いたいことを言うようにしたり、人目を気にしすぎずやりたいことをやるようにし始めました。すると、日本にいた時に感じていた息が詰まるような感覚が和らぎ、少し生きやすくなったように感じました。もちろん人目を気にしなさすぎるのは良くないことですが、自分の意思に蓋をしすぎることも良くないと、中国に来て気付かされました。

三つ目は、自分の視野が広がったことです。留学に来るまでは、自分の中国語が中国人に伝わるわけがない、そもそも大阪以外の場所、しかも海外で自分の力だけで暮らすなんて冗談じゃないと思っていました。しかし中国に来て意外と自分の拙い中国語力でも、きちんとコミュニケーションが取れるし、「住めば都」というように、北京も住んでみれば案外快適で、今ではあと4ヶ月しかないなんて短い、もっと留学していたいと思えるようになりました。自分1人では何もできないと思っていたのに、きちんと異国の地で生活することができたことで自信がつき、とにかく挑戦してみることの大切さを実感しました。この新たに得た気づきを活かして今後の人生も様々なことに挑戦していきたいと思います。

前期は慣れないことが多くて大変でしたが、たくさんの学びを得ることができました。後期は慣れが出てくる分少し中弛みしやすい時期だと思います。しかし楽をしたい気持ちをグッと堪えて、たくさんの新しいことに自分から積極的に触れ、前期以上に実りのある学期にしていけるように尽力します。