〇留学前のイメージと実際の授業
留学前は、国際学生向けの語学クラスはより賑やかで、学生同士が積極的に発言する雰囲気を想像していました。しかし、実際に所属しているクラスは非常に落ち着いた雰囲気で、人数も9名と少人数です。
クラスメイトの多くがシャイで、授業中の自発的な発言はあまり多くありません。遅刻や宿題忘れが目立つわけでもなく、全体として真面目で学習意欲も高いのですが、授業中は静かな時間が続きます。先生方も初めは困惑している様子でしたが、このクラスに合った授業形式にしようと試行錯誤してくださっています。
時には先生も交え、クラス全員で何度か休日に遊びに出かけたり、食事会をしたりと関係は良好なのですが、やはり授業中の雰囲気は大きく変わりません。
〇行事・生活習慣に関する新しい発見
最近の発見の一つとして、中国ではクリスマスや年越しを日本ほど大きな行事として扱わない、という点があります。
上海は他の都市に比べてクリスマスの装飾も多く雰囲気はありますが、クリスマスだからといって特別な過ごし方をする人は多くないようです。私はこれまで一度もクリスマスを祝ったことがないという中国人の友人を誘い、一緒にケーキを食べたりプレゼント交換をしたりして、小さなクリスマス会を開催しました。また、中国ではクリスマスイブは「平安夜」と呼ばれ、発音の近い苹果(りんご)を親しい人に贈る習慣があります。カフェやスーパーできれいにラッピングされた新鮮なりんごが売られている光景には少し驚きました。
また、年越しも中国では旧正月を祝うため、普段とあまり変わらない過ごし方のようです。学校の冬休みもまだ始まっておらず、元旦から1月3日までは休みなものの、4日の日曜日には振替授業があります。商業施設等も通常通りの営業です。
中国では自国の伝統に基づいた行事が特に大切にされており、この年末に最も重視されている行事は「二十四節気」のうちの一つである冬至でした。冬至には餃子を食べる習慣があり、餃子のお店は普段よりも混雑していました。

冬至の日に食べた水餃子。
〇今月の成果
少しずつ留学期間終了後の進路についても考え始め、そのための一歩として、現在の中国語力を客観的に確認・証明する目的でHSKに申し込みました。中国で受験する場合は、筆記試験と口頭試験を同時に受験する必要があり、日本で受験するよりも費用がかかってしまいますが、機会を逃さず、今後に向けた必要な投資であると思い切って決断しました。
また、「学校の外に出て現地の生活を体感する」という目標についても、今月は比較的積極的に行動できたと感じています。寮の部屋だけで学習するのではなく、学校近くのカフェに場所を移して勉強してみたり、休日を利用して上海市内の豫園、静安寺、龍華寺など有名でありながらこれまで訪れたことのなかった場所を巡ったりしたことで、自分が現在生活している上海という都市についてより詳しくなれた気がします。さらに、高速鉄道に乗って少し遠方の黄山と紹興に旅行にも出かけました。日常とは異なる景色や、それぞれの地域が持つ特色に触れることで、教室の中では得られない体験をすることができ、留学生活の充実を実感しました。

黄山は「五岳归来不看山,黄山归来不看岳(黄山を見れば他の山を見る必要がないほど素晴らしい、の意)」と言われるほどの名山で、世界遺産にも登録されています。登山道は石の階段が延々と続き、翌日の筋肉痛は逃れられません。

紹興は日本でも有名な紹興酒の産地、また中国の小説家・魯迅の故郷として有名な水郷です。
〇来月の目標
1月は今学期最後の月となります。期末試験とHSKの受験を控えているため、来月の主な目標は中国語学習に集中することです。日々の積み重ねを大切にし、両方の試験で良い結果を得られるよう努力していきたいと考えています。
私が現在の寮の2人部屋に入居して以来、荷物だけが置いてある状態でずっと姿を見せなかったベトナム人ルームメイトが今月突然帰ってきました。彼女は語学生ではなく大学院生で、現地学生と遜色ないほど中国語が堪能です。もうずっと一人で暮らすものと思っていたところ、突然部屋の扉が開いた時には驚きましたが、とても気遣いのある優しいルームメイトで、ベトナムのお菓子を分けてくれたり、一緒にベトナム料理を食べに行ったりもしました。中国語で会話する機会も増え、現在は彼女との寮生活を楽しみながら過ごしています。




