「留学前と今」松永 翔薫(上海外国語大学)

クリスマスも終わり、留学生活も折り返しの時期に入ってきました。この半年間、前回の留学での半年間、そして旅行で中国での生活を経験してきました。今では、普段の生活で困ることも少なくなり、落ち着いた生活を送れるようになりました。今回は、中国での生活で感じた現実とのギャップを紹介していきたいと思います。

 

まず、最近の情勢も大きく関係しますが、中国の治安についてです。日本にいる以上、中国についての情報は限られており、偏りも多いかと思います。私自身も中国に行く前は特に良い情報もなく、楽しみにしていた気持ちとそれよりもはるかに大きな不安な気持ちがあったことをよく覚えています。ただこの不安は、一度街に出るとすぐなくなるものです。全く警戒する必要がないわけではありませんが、日本との治安の差がほぼなく初めての時は大きなギャップを感じました。他に生活面で話すと、キャッシュレス化の発展がすごいこと、交通費が安いことなどが挙げられます。これらは、中国について調べればある程度の情報は得られるので、行く際は入念に確認することをおすすめします。

 

次に旅行について紹介したいと思います。これまで中国の都市、中国以外の海外の国々を旅行してきました。そのなかでも中国は旅行の難易度が比較的高い方だと感じています。理由は、入場料が思いのほか高いこと、チケット入手が少し難しいことです。日本では、当日券で入場できる場所がほとんどで事前に予約が特に必要がないと思います。他の国でも日本と同じような感じで観光ができる場所が多く、言語さえ通じればあとは簡単であると思います。中国では、事前予約が基本となっており、当日券もありますが数に限りがあり、現地に訪れても入場できないケースがあります。事前チケットも身分証確認や中国での電話番号が必要になり、初めての人、慣れていない人にとっては難易度がとても高いと感じました。入場料に関しては、買う際はすごく高く感じますが、実際に入場するとそのスケールの大きさや壮大さで忘れてしまいます。しかしこれも行く前にはためらう原因の一つで、中国旅行の難しさでもあります。今月、日本から友達が訪中し、安徽省黄山に訪れました。冬の閑散期だったため困ることはあまりありませんでしたが、それでも初めて中国に来た人を観光地に連れていくことは大変だと感じました。入場料も閑散期価格で75元でしたが、ロープウェイの往復で160元ほどかかりました。ただ景色は絶景でした。

黄山の朝日

雲海 水墨画みたい

最後に、中国には街中のいたるところに国旗が飾られています。黄山では、国旗を持参し、記念撮影をしている人も多く見かけました。日本でこうした光景がみられるところは限られています。国旗を掲げることに対して偏った思想と結び付けられることで慎重になっていると感じています。愛国についての議論は様々あると思いますが、自分の国に自信を持っていけるよう中国に学ぶ部分もあると思います。互いに国の象徴である国旗を尊重しあい、平和の象徴につながればと思っています。

黄山の頂上