「留学前のイメージと現実:違いと新しい発見」浅井 響(上海師範大学)

12月が終わろうとしています。同時に、この間始まったばかりの新学期もあと一か月しないうちに終わり、今のクラスメイトとの別れの季節がやってきます。

今月もレポートテーマに沿って、月次レポートを書こうと思います。

 

【留学前のイメージと違ったこと】

デリバリーサービスの廉価の度合い

中国ではデリバリーサービスがとても発達していて身近です。大規模なチェーン店から個人店まで、種類は様々あります。また、専用アプリを開くと毎日クーポンが貰え、時には店舗に直接赴いて購入するよりも、デリバリーサービスを用いた方が安く済むことすらあります。このことを知ってからは、店内にいくらお客さんがいなくてもお店が潰れていない理由が良く分かりました。人件費が異様に安いのか、お店側が仲介費用を負担しているのか、政府から補助金がでているのか、未だによく分かっていませんが、とても気になっていることのひとつです。

 

留学生の出身地の傾向

先日、国際学生による2026年新年パーティーが開かれました。国際学生が、中国古代や自らの国・地域の伝統衣装を着て歌やダンスを披露するイベントです。私は他の国・地域の学生と一緒に中国の歌を合唱する演目と、パーティーの最後に行われる国・地域別の伝統衣装ファッションショーに参加しました。

ファッションショーでは合計で18の国・地域の国際学生が参加し、その時に最も驚いたのが、外国と聞いて思い浮かべがちなアメリカやドイツ、オーストラリアなどの欧米諸国出身の国際学生がいなかったことです。ただこのイベントに参加していないだけなのか、学内にいないのかが気になりました。

それに関連して、アジア圏を除いて、学校内にはとても多くのスラブ系国家やスタン系国家出身の国際学生が多いことに驚きました。留学生専用の学生寮の共有スペースや留学生教室棟など、外見的に外国人と判別できる学生の多くが聞きなれない言語を話しており、後にそれがロシア語だと分かりました。ラトビア人、ウズベキスタン人、カザフスタン人の友人にそれぞれ話を聞いてみると、スラブ系学生の多くは親や親族がロシア人のため、スタン系学生はそれぞれ母語は違うもののロシア語も話せるため、意思疎通の上で大きな問題はないそうです。

中国語の次に英語ではなくロシア語が多く聞こえる生活は今までに経験したことがないので、会話の意味は全く分かりませんがとても興味深いです。特に、2026年新年パーティーのメイクアップルーム(楽屋)で、中国唐代の衣装を着た国際学生が皆ロシア語で会話している状況は、まるで日本の隣国とは思えない雰囲気でした。とても貴重な体験で面白かったです。

新年パーティーの最後に撮影した集合写真

 

【先月の目標と振り返り・来月の目標】

先月立てた「より多くの方々と交流し、自らの視野を広げたり、知見を深めたりする。」ことに関して、テスト週間で新たな交流が減った11月と比較すると、多くの人と関わることができました。

特に、私が日本の大学に在籍していた時、上海師範大学から私の大学へ留学していた友人(すでに卒業済み)と上海師範大学で会うことが出来た時には、お互いにとても感動しました。

しかし、前述した新年パーティーでは自分の思うように他の学生に話しかけに行けなかったり、(友人に比べてリスニング能力やスピーキング能力が低いことを気にして)普段の会話では言いたいことを諦めてしまったり、後悔が多かったことも事実です。

このことと、来月が今学期最後の月であることを踏まえて、相手にどう思われるかを気にせず、まず話すこと、質ではなく会話の量を意識すること、期末テストが月末にあるため日ごろからテストに向けて勉強することを意識して過ごそうと思います。

 

2025年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。

また、2026年もよろしくお願いいたします。

12月は紅葉の見頃だったため、友人としばしば教会や公園に遊びに行きました

 

公園にいたリス まさか上海でリスが見られるとは思いませんでした

11月に引き続き、日本の友人が上海旅行に来てくれた際に巡ったカフェ