11月も終わりに近づき、上海はいよいよ冬本番の気温となってきました。今回の月次レポートでは、上海で約3カ月過ごしてみて感じた日本との文化の違いについて述べたいと思います。
まず、学校生活において感じられる違いとして、授業の雰囲気と学校の食堂が挙げられます。日本の大学で受講した授業では、質問や意見を自発的に述べる学生は少なく、模範解答以外の表現を知る機会はあまりありませんでした。しかし、上海財経大学では授業中に発言を求められる機会が多く、ペアワークや対話練習も頻繁に行われます。その中で自分の回答とは異なる表現を知ることができ、授業中に学んだ単語や文法を実際に活用する機会も得られるため、日々語学力の成長を実感しています。

授業を受ける教室 私のクラスが一番人数が多く広い教室です 綺麗で暖房設備もしっかりしているので快適に受講できます
また、学校の食堂に関しても日本との違いが顕著です。特に価格、注文方法が挙げられます。まず価格について、日本の大学の学食では考えられないほど安く、米とおかず二種類で10元に満たないことも多くあります。注文方法については、日本の大学の食堂は食券を提示して頼むことが多いと思うのですが、上海財経大学では職員さんに自分で直接注文する方式で、味付けも自分好みに注文できるので自由度が高くてとても嬉しいです。

学食の一例 過去にも学食は載せたことがあると思いますが、このようなスタイルの学食は大体10元程度で食べられます.味も非常においしいです
次に、上海の日常生活で感じる日本との大きな違いは、デリバリーの利便性と電気自動車の普及度です。私はほぼ毎日夕食をデリバリーで注文していますが、毎回のようにクーポンがもらえ、配達費も日本のサービスほど高くなく、さらに配達時間もおおむね30分程度と非常に便利です。
電気自動車の普及度についても、上海は驚くべきものがあります。日本では電気自動車は時折見かける程度で、ガソリン車が主流という印象でした。しかし上海では、街中で見かける車のほとんどが電気自動車であり、バイクも電動式が多いため、交通量が多いのにとても静かです。タクシーもほとんどが電気自動車で、走行音が静かで揺れも少なく、快適な移動ができることに感動しました。

通学中の様子 朝は電気バイクが圧倒的に多い印象です
文化の違いというと大きな括りになってしまうかもしれませんが、上海と日本の生活には多くの違いがあり、刺激的で新しい発見に満ちています。毎日が新鮮でとても楽しく、充実した時間を過ごしています。今学期も残りわずかとなりましたが、最後まで有意義な日々を送りたいと思います。




