「中国での大学生活」森田琴美(復旦大学) 

授業

1クラス20人強で、年齢も国籍もさまざまな学生たちと一緒に中国語の授業を受けています。週5日、1日平均4つのコマを受講します。授業は所属するクラスのレベルにもよりますが基本的に中国語で中国語を勉強するというスタイルです。毎回の授業で課題が出ることに加え、徐々に内容のレベルも上がっていくので復習が必須です

また授業では中国語学習の内容に関連して、中国が抱える現代社会の問題や多岐に及ぶ文化や歴史についてのトピックが扱われるため、言葉だけでなく中国全般に対する知識を深めることができ、毎回楽しんで受講することができます。

授業が午前中に終わる日や、空きコマがあるとクラスの友人たちと近くのショッピングモールでお昼ご飯を食べています。大講義のスタイルだった日本の大学と比較して、高校生に戻ったような気分になり、とても新鮮な気持ちで楽しく過ごすことができています。

 

特に予定がない時は寮の自分の部屋にいます。4人部屋ですが個々の部屋があるフラットタイプですので共有の水回りを除けば、ほとんど1人部屋に近いです。中国に来るまでは自分の部屋で勉強をするという習慣がなかったのですが、部屋にはベッドと机しかないため特にすることがなく、必然的に机に向かう習慣がつきました。ルームメイトは全員留学生ですが、それぞれ語学生、交換生、博士ですので行動時間が異なり、同じ空間に住んでいながら会うことは少ないですが、先日はブラジル人のルームメイトが手作りのスイーツを共用スペースにおいてシェアしてくれました。少ない機会ではありますがルームメイト同士の交流も楽しむことができます。

 

休日の過ごし方

休日は他の留学生たちと遊びに行ったり、特に予定がない時は授業の復習をしたりしています。10月には国慶節があったので長い休みを活用して、深圳と香港に行ってきました。そのほかにもクラスメイトたちと杭州に行ったり、日本の友人が上海に来た時には蘇州に行ったりもしました。次はどこに行こうかと考えが尽きず、改めて中国という国の広大さを実感しています。また、上海から高速鉄道でさまざまな地域に、比較的安い値段で行くことができるのも魅力の一つです。

蘇州・山塘街

中国人の友人が日式ラーメンのお店に連れて行ってくれました。国際都市であるため、日本料理店も少なくないです。

放課後に友人らと森林公園に行ったときの写真。中心部からタクシーで40分ほどのところにものどかな自然があります。