「中国大学生活」松永翔薫(上海外国語大学) 

今月は中国での大学生活について紹介していきます。

まず平日は毎日朝から昼まで、もしくは昼過ぎまで授業があります。授業は精读,听说,阅读,视听说の四つで、1日2コマあります。それぞれ先生も異なり、宿題が大変な先生や、授業中の発表で気が抜けない先生など、慣れるまで少し大変でした。今ではそれらの環境にも慣れ、クラスメイトたちとも仲良く授業に参加できています。この四つの授業に加えて、選択授業を取ることも可能です。選択授業は、HSK5級取得のための授業や、英語開講の中国歴史学、グローバルビジネスコミュニケーション、さらには太極拳や書道といった中国文化体験授業もあります。特に上海にいるからこそ学べる「上海語」の授業に心惹かれ参加することにしました。街に出たとき、特にお年寄りの方の言葉を全く聞き取れないなあと思うことありましたが、この授業を受けて謎が解けたように感じました。一つの方言にもかかわらず別の言語のような感触と、どこか日本語に似ている親近感、大陸の中でもこのような方言が何十何百もあることを考えると、より中国の大きさ、中国語の面白さを体感できると思います。

上海語の1~10

平日はこうした授業を受けて、寮に戻りゆっくりしたり、友達とご飯を食べに行ったりと基本的にはのんびりした生活だと思います。もちろんその時間に宿題や予習といった勉強も忘れず続けています。

次に休日については、平日毎日朝が早いこともありゆっくり起きて、やりたいことがあればどこかへ行くというのが基本スタイルですが、先月のレポートでも紹介したように毎週土曜日は草野球に参加するために平日よりも早起きしています。日本にいたときから体をあまり動かしていなかったので、体力はない方ですが今ここでできることはほかにはない貴重な経験であることを考えると不思議と体もついてくることを実感しています。日曜日や祝日、草野球のない日は一日ゴロゴロするか、中国にきて一番恋しいと感じる温泉に行っています。上海は大都市であることもあって極楽湯や大江戸温泉など日本企業の温泉施設があります。そのほかにも韓国式サウナの施設もあり、こうしたところで平日の疲れをとっています。そのほかには、知らない場所まで行って散歩したり、犬カフェに行ったり、友達と遊んだり、といった感じの生活です。

一つすごいと感じた「耀雪冰雪世界」について紹介したいと思います。ここは字を見ての通り雪の世界をいつでも体験できる屋内施設です。10月初めのまだ気温30℃だったときにここに訪れ、こんな施設があるのかとすごく驚きました。施設内はスキー場になっており、多くの人がここで季節を問わずスキー、スノーボードを楽しめます。電気代はどうなっているのかは気になるところですが、いつでも真冬を体験できる最高の施設です。ぜひ真冬になる前に、寒さに慣れに行ってみてください。

極楽湯宝山店             

耀雪冰雪世界