「中国での学生生活って?」松本莉欧(上海外国語大学)

大家好 !(ダージァーハオ!)

今回は「中国での学生生活って?」 という疑問に答える形で、次の3つのテーマに分けて紹介します。

1.授業のある1日の過ごし方

2.寮での生活

3.休日の過ごし方

「留学先での暮らし方が想像できない」「大学選びに悩んでいる」

という方の参考になれば嬉しいです。

授業のある1日の過ごし方

〈1日のスケジュール〉

8:00〜 9:30   授業(必修)

9:50〜11:20  授業(必修)

11:20〜    昼食

13:30〜15:00  授業(選択科目のある日)

15:00〜    自由時間

授業後は、図書館で予習・復習をしたり、公園を散歩して気分転換をしたりしています。必修科目以外にも、興味に合わせて選べる授業が用意されています。旅行で使える中国語、上海語、太極拳、HSK対策、初級ビジネス中国語など、様々な授業が開講されています。

また、私の大学では、学部課程の留学生向けに開講されている英語の授業には、空きがあれば語学留学生も参加できます。

異文化コミュニケーション、AIと著作権法、中国伝統芸術の鑑賞などの講義があります。

少し疲れたときは、大学内にいる猫たちに癒されています。

日本語と中国語で字体が少し違う漢字。このように微妙に違う漢字がよくあります。

寮での生活

大学から徒歩10分の場所にある、主に留学生が利用する寮に2人で住んでいます。一般的に中国の大学の寮はキャンパス内にありますが、私の友人は「大学が運営する寮の一つだけど、大学まで距離があるから、毎朝電車で通っている」と話していました。大学選びの際には、寮の場所も確認しておくと安心です。

私は日本以外のところから来た留学生と暮らしてみたかったので、寮に到着した際、フロントスタッフに「できれば日本人以外の方と同室にしてほしい」と伝えました。

私のルームメイトはイスラム教を信仰しているため、部屋に豚肉を持ち込んだり、お酒を飲んだりすることはできません。また、毎日5回の礼拝があります。

豚肉を使う中華料理が多いため、少し大変なこともありますが、宗教を身近に感じる機会は日本ではあまりなかったので、貴重な経験として日々を楽しんでいます。

「せっかくなら他の国から来た留学生と過ごしてみたい!」という方は、入寮時に寮のスタッフさんに希望を伝えてみるのがおすすめです。

休日の過ごし方

休日は、中国に来てから知り合った友人と一緒に食事をしたり、部屋でゆっくり過ごしたりする日もあります。

10月前半は、国慶節に伴い8連休だったので、その期間に先月のレポートでお話しした、大学内で出会った中国人の親子と食事に行ってきました。その女の子は小学生で、私が言葉に詰まったときは、丁寧に伝え直してくれました。正直なところ、聞き取れない中国語が大半でした。

留学生活では日々の生活の中に悔しさを次の力に変えられる瞬間がたくさんあります。これらの経験を励みにして、中国語の勉強を頑張りたいです。

二人と一緒に食べた料理

この一か月を振り返って

日本にいたころと比べて自分と向き合う時間が増え、小さなことから大きなことまで、新しい自分の一面を発見できる瞬間が多くなりました。毎日が楽しく、とても充実した日々を過ごせていると感じます。

私の今月一番の発見は「健康第一」です。笑

当たり前のようで、つい見落としがちなことでした。体も心も健康でいられることが何よりも、価値の高いことです。

学内に香っていた金木犀も散り始め、秋の終わりを感じるようになりました。体調管理には一層気を使い、11月も楽しく過ごしたいと思います。