「私の中国の生活」木下 友希(吉林大学)

長春での大学生活も約2か月が経過し、長春の冬は突然やってきました。体感気温は日本の2月と同じくらいです。私にとって慣れない急な寒さで、急いでダウンを買い足しました。しかし室内には暖气というヒーターがあるため、半袖半ズボンでもちょうどよいくらい温かいです。慣れないことは多くありますが、長春の生活が本当に心地よいです。今回はそんな私の生活について紹介したいと思います。

授業は8時20分から11時40分の午前中のみ。クラスには韓国やスウェーデン、エジプトやイタリアから来た大学生がいます。聡明で真面目な学生ばかりでたくさん刺激を受けながら授業を受けています。宿舎では韓国人のルームメイトと一緒に二人で暮らしています。1日の終わりに楽しかったことや困ったことを話しながら、協力して生活しています。いつも明るくて優しい彼女に助けてもらうことばかりで、感謝の気持ちでいっぱいです。

休日は友達と長春を観光したり、部屋でゆっくりしたりして過ごしています。長春には净月潭や南湖公园など美しい公園がたくさんあります。国慶節にスウェーデン人の友達とお互いの国と中国の違いについて話しながら净月潭を散歩しました。中国語での会話が難しい部分も多くあり、表現や理解に苦しむことも多くありましたが、本当に楽しい時間でした。いままで知らなかった文化を教わり、いつかスウェーデンに行ってみたいと思いました。中国へ留学しなかったら出会えなかった友達と出会えたことを嬉しく思います。

スウェーデン人の友達と散歩した净月潭

また9月のレポートで紹介させていただいた中国人の女性と南湖公园を散歩しました。そして長春新民大街という重要文化財が立ち並ぶ通りを紹介してくださりました。お互いの趣味や最近の生活について話しながら、美しい景色を写真に収めました。彼女の話していることをまだまだ理解できない部分がありましたが、家族のように腕を組みながら楽しくお散歩しました。前回よりも会話をすることできたので少し成長を感じ、嬉しく思います。

中国人のおばさまと散歩した南湖公园

さらにイタリア人のクラスメイトと仲良くなり、おしゃれなカフェにコーヒーを飲みに行きました。彼女にイタリアのパスタやコーヒーの美味しさについて教えてもらったり、日本のお寿司や抹茶を紹介したりしました。彼女とは同じ年齢ということもあり、すぐに意気投合しました。お互いの夢について語りながらコーヒーを飲み、とても素敵な時間を過ごすことができました。

イタリア人のクラスメイトと行ったカフェ

今月は中国で出会った友達とたくさんコミュニケーションを取ることができました。言語を習得して表現することももちろん大切ですが、「お互いを想う気持ち」がコミュニケーションにおいて一番大切だと感じました。今後もたくさん中国語を学び、相手を大切に想いながら会話をしたいと思います。