「留学初月の手続き・発見」新保 陸斗(復旦大学)

8月末に到着後、様々な手続きを行いました。先輩方のレポートが大変参考になったため、私も2025年バージョンの記録を残しておこうと思います。

行った手続き

9月1日 校内でSIMカードとWiFiを契約しました。混雑を覚悟していましたが、並び始めてから40分ほどで終わり、セットで1年間約600元でした。今後の手続きで中国の電話番号は必須なので、早めに契約する必要があります。

9月3日 报到(新入生登録)とクラス分けテストを行い、全部で約2時間かかりました。また、校区や図書館の出入り、食堂での支払い等に使うカードを発行しました。WeChatやApple Payでも同様の機能を設定でき、便利です。

9月4日 居留許可申請に使用するため健康診断を受けました。とても混雑するため2週間ほど前に予約を済ませておきました。中国語・英語で健康診断を受けるのは初めてで、一度の説明ではよく理解できないことも多く、緊張しました。約500元で1時間半ほどかかり、結果の書類は3〜4日後に届きました。

9月5日 奨学金関連の説明会がありました。奨学金学生は大学経由で一括で中国銀行の開設手続きを行うことになっており、書類の提出も行いました。約2週間後から、校内の支店で口座の有効化・カードの受け取りができるようになりました。

9月7日 新入生式典は留学生が初めて一堂に会する機会でした。世界の様々な地域から多くの学生がこの大学に来ていることを実感し、今後の留学生活が一層楽しみになりました。

9月8日 前々日にクラスが発表され、授業が始まりました。初週は他のレベルの授業に参加し、レベル変更を申請することができました。

9月13日 居留許可の申請に行きました。費用は400元+送料(受け取り時に支払い)で、1時間半ほどで終わりました。届くまでに10日かかりましたが、その間はパスポートが手元に無く、旅行は難しい状態です。国慶節前に受け取ることができて安心しました。また、銀行カードの受け取りにもパスポート原本が必要です。

 

新入生歓迎ムードでした。

 

初月を終えて

準備について

8月以降、大学から何通か案内メールが届き、HPにも様々な情報が掲載されます。複雑に感じたため、各手続きの日時や場所、必要書類をメモアプリに整理し入念に確認しました。必要書類は日本で多めに印刷して持って行きました。

今月は、今まで旅行以外では経験したことのない海外での生活に早く慣れることを目標としていました。もちろん全て想定通りというわけではありませんでしたが、大学側のサポートや出発前の準備のおかげで大きな支障はなく進めることができました。WeChatグループでは学生たちが毎日のように大学の担当者に質問を送っていました。

寮での生活も最初は不安でしたが、コミュニケーションを取りつつ、1週間も経てば慣れることができて安堵しています。

 

手続きの準備

困ったこと

まだまだ中国語での会話はスムーズにできず、特に听说课(リスニング・スピーキングの授業)について行くのに苦労しています。

他の授業でも内容は理解できていても、他の留学生のように瞬時に自発的に発言することはなかなかできません。日本での授業ではそうした光景はあまり見なかったので、刺激を受けています。中国語を使って自身の考えを素早く説明する練習を積み重ねて行きたいです。

学生同士の交流

先輩も仰っていましたが、中国出身の学生と交流する機会はなかなかありません。普段は他国からの留学生と共に過ごすことになります。英語が必須と聞いていて不安でしたが、私のクラスや寮では留学生同士も中国語で話し、練習しています。

日本を旅行したことがあったり、日本語を勉強していたりする学生は想像以上にいました。私より日本のアニメや観光地に詳しく、逆に教えてもらうことも多くて面白いです。日本についてまだまだ知らないことが多いと実感しました。中国語や中国の文化だけでなく、他の国や地域、そして日本についても理解を深める1年にしたいです。

 

サークルの合同イベントはとても盛り上がっていました。