9月17日、学校に着いてまず向かったのは寮です。受付で入居手続きを済ませ部屋に案内してもらうと、中にはルームメイトとなる先輩学生の荷物だけが置いてある状態で、本人は夏休みに帰国して以来まだ戻っていないようでした。現在も実質一人暮らしの状態で、これはこれで快適に過ごしています。国慶節の休み明けには帰ってくるのではないかと思い、部屋での話し相手ができることを楽しみにしています。

留学初日、初めて扉を開けた時の部屋の様子。広くはないですが、部屋専用のシャワー、トイレ、洗面台もあり不便ではありません。
寮に到着してすぐに、生活用品や棚・ラックなどを揃える必要があり、淘宝という通販サイトを利用しました。学校の敷地内には菜鸟驿站という共用の宅配便を受け取る拠点があり、毎日学生が頼んだたくさんの荷物がここに届き、自分で番号を確認して持ち帰るシステムになっています。

上海師範大学の菜鸟驿站

校内には数え切れないほどの学生寮の建物があり、多くの学生がここで暮らしているため、宅配便の数も相当です。
到着2日後に、クラス分け試験がありました。HSKの成績確認、簡単な面接、教材の一部を音読するなどして、私は高等一級という上から二番目のクラスに配属されました。クラスメイトは韓国、日本、ロシア、トルクメニスタン、ポーランド、インドネシアから集まった10人で、みんな日常生活に支障がないほどの中国語力を持っています。学生同士のコミュニケーションや授業は、事務連絡も含め全て中国語で行われます。私はついていくのに精一杯で、予習復習が欠かせません。

授業で使っている教材
上海に来てから2週間、これらの他にもSIMカードを購入したり、入学手続きをしたり、健康診断を受けたりと異国の地で始めての経験に四苦八苦しながら学校生活に慣れることに努めました。来月からはもう少し行動範囲を広げて生活を充実させること、クラスメイトをはじめ人との交流をさらに深めることを目標としたいです。

学校でできた初めての中国人の友達が、上海にある楽器博物館に連れて行ってくれました。