「留学初月過ごしてみて感じたこと」大野 瑚子(上海財経大学)

9月1日に上海に到着してから、間もなく1カ月が経とうとしています。最近ようやく、上海での暮らしにも少しずつ慣れてきたように感じます。今月の月次レポートでは、私が上海に来てからの体験や感じたことについて述べさせていただきます。

まず、到着直後に私が直面した大きな壁は、ネット環境でした。留学前にESIMを契約し、飛行機が着陸した直後からネットが使えるよう準備していたのですが、うまく接続できず、空港のフリーWi-Fiに頼って何とか通信環境を確保しました。その後、学校の指示に従って入寮手続きや入学手続きを済ませ、中国のSIMカードと電話番号を取得してからは、快適な生活を送ることができています。

また、私が上海で最も強く感じたのは、「何をするにも便利で、何でも揃っている」という印象です。支払いはすべてAliPayやWeChat Payで済ませることができ、地下鉄も切符を買わずにQRコードで乗車できます。特に便利だと感じているのは、私が毎日の通学に利用している「哈啰骑行」というサービスです。AliPayから利用できる自転車シェア機能で、月額約15元で1回2時間まで乗り放題という驚きの価格設定です。大学の学生の多くがこのサービスを利用して通学しているように感じます。

また、上海で生活していると、自転車で寮から10分ほどの距離にショッピングモールがあったり、大きな公園がいくつもあったりと、生活する上で非常に住みやすい街だなとも感じました。夕食は外卖(デリバリー)を利用することが多く、毎日お得なクーポンが配布されたり、半額になるメニューがあったりと、リーズナブルに食事を楽しめるのも嬉しいポイントです。

上海に来る前から、日本よりもデジタル化が進んでいるとは聞いていましたが、ここまでスマホ一台で生活のほとんどが完結するとは思っておらず、驚きの連続です。もうすぐ1カ月が経ち、生活にも慣れてきた頃ではありますが、まだまだ新鮮な発見に満ちた毎日が続きそうで、これからの生活が楽しみです。

学校もすでに始まっており、来月には中間テストも控えていますので、次回の月次レポートでは学校生活についても触れられたらと思います。

 

魯迅公園の中には小さな遊園地があって、ジェットコースターなども設置してあって驚きました。幅広い年代の方が訪れる公園だという印象です。

魯迅公園に散歩しに行った時の写真。自然豊かでとても癒されました。

外灘に行った時の写真。夜でも人がたくさんいて町全体が明るくキラキラしていた。

夜ご飯は外卖して部屋で食べることが多いです。写真は谷田稻香というお店の麻婆ナスセット。

毎日利用している「哈啰骑行」の自転車