早いもので、日本から離れて1ヶ月が経ちました。
1ヶ月を中国で過ごしてみて感じたことについて特に大きな二点を紹介いたします。
困ったこと
圧倒的に語学面です。日本にいる時にHSKの勉強をしていた時には全く気づきませんでしたが、試験に通る中国語と会話の手段としての中国語は全く違います。同じ漢字を使う日本人として、文章の大枠を理解することができても、いざ授業やクラスメイトとの会話として中国語を聞くとさっぱりついていけず、かなり困惑しました。
言語の壁は中国語だけでなく、英語も然りです。所属する言語のクラスのレベルにもよると思いますが、私のクラスでは半分くらいの留学生が英語を使って会話をします。授業の中でのグループワークもヨーロッパ系の留学生が多いと英語で進んでいく場面も多く、聞き取りはできてもなかなかうまく伝えられず、苦戦しています。
逆に語学以外の面では特に困ったことはありませんでした。自分が良くも悪くもかなり大雑把な性格のため、環境の変化に対するストレスなどもなく、のびのびやっています。
ただ留学生の中には衛生面や食事面にストレスを感じる人もかなり多いように見受けられるので、気になる方は日本食を持参したり、生活環境についてよく下調べをしたりすることをおすすめします。
新たな発見
中国に来て1番最初に感じた気づきは、自分自身が思ったよりも外交的に行動できるという点です。狭いコミュニティに身を置いているとなかなか大きな一歩を踏み出せないように感じていた私ですが、復旦大学のような大規模な場所にいると1度出会った人にまた出会うチャンスはないかもしれないと思うようになり、とりあえず人に話しかけてみたり、連絡先を交換したりするようになりました。
大学内の留学生イベントで知り合った人たちとバドミントンをしたり、たまたま寮の前で話しかけた韓国人留学生たちと後日カラオケに行ったり、一度つかんだ縁がこれからも続くような人付き合いの仕方を心がけています。本当にフレンドリーで気さくな学生が多く、言葉が上手く通じない私にも積極的に関わってくれるので充実した毎日を過ごすことができています。
このような過ごし方をしていると、言語の壁による孤独感や、自分が伝えたいことが日本語でしか出てこないことにもどかしさを感じる場面がかなり多いですが、彼らと多くの時間を過ごすことで、相手についてもっと知りたい、自身の感情を伝えたいと強く思うようになり、それが語学学習へのモチベーションにつながっています。

毎回自転車で移動しています

とても大規模です

週末に他の留学生たちとバドミントンをして楽しみました