困ったこと
留学生活が始まった最初の一か月は、楽しみもありましたが、正直なところ困ったことも多くありました。まず、大学に到着してからは入学登録や奨学金の申請、携帯電話の契約など、生活に必要な手続きを一度に進めなければならず、とても忙しかったです。特に居留許可の申請は期限が決まっており、健康診断や書類の準備に追われて大変でした。慣れない土地での役所や学校の手続きは時間もかかり、精神的にも少し疲れました。
また、最初に割り当てられた寮の部屋でも問題がありました。ルームメイトが部屋を勝手に改造していて、自分が使えるスペースがとても狭く、ほとんど身動きが取れない状態でした。相手はすでに帰国しており、荷物も多く残されていたため、整理することもできず、不便な日々を過ごしました。そのときは本当に困ってしまい、どうすればよいのか悩みました。
幸い、その後寮のフロントに相談し、部屋を変えてもらうことができました。新しい部屋では落ち着いた環境で安心した生活ができるようになりました。今振り返ると、この一か月で「困ったことに直面したときは、まず相談することの大切さ」を学んだように思います。

改造された部屋
楽しかったこと
留学の最初の一か月には困ったこともありましたが、楽しかったことや嬉しかったこともたくさんありました。まず一番印象に残っているのは、奨学金の申し込みでお世話になった先生に直接お会いして、お礼を伝えることができたことです。普段はなかなか会える機会がなかったので、顔を見て感謝の気持ちを伝えられたのはとても嬉しかったです。
それから、前回の留学のときに同じ寮で過ごしたルームメイトとも再会できました。久しぶりに会ってもすぐに打ち解けて、まるで時間が戻ったような気持ちになりました。一緒に食事をしたり話をしたりして、留学生活の楽しさを改めて感じました。
また、上海で日本人の方々と一緒に草野球をする機会もありました。海外で、ましてや野球人気のない中国で野球をするとは思っていなかったので、とても新鮮な体験でした。野球を通して新しい知り合いもでき、さらには社会人としての話、駐在員としての話など、人として学ぶべきことも多くありました。こうした出来事のおかげで、不安だった留学生活も前向きに過ごせるようになったと感じています。
![]() 草野球の風景 |
![]() 上海家庭料理 |