「留学初月のリアル:困ったこと&面白かったこと」入江 晴海(復旦大学)

大変だったこと

慣れない環境へのストレスです。

最近気づいたら全ての爪の指に切れ込んだ段があるのに気がつきました。こんな状態は初めてで、調べてみるとストレス・ビタミン不足と出てきて少し動揺しました。

私はストレスの少ない方だと思っていたからです。

中国には何回か旅行で来ていたし、こっちで友達も出来て上手くやれていると思っていました。しかし、この切れ込みに気づいたのは、こっちに渡航し3週間経ったころの授業中です。ふと自分の手に目をやると、爪には段が、皮膚には傷が多く、それまで自分の手を全く見ていなかったことに気がつきました。

今はもう少ないですが着いて2週間は髪の抜け毛もひどく大変でした。

着いて初月は留学以外にも学生団体の報告書などやることが多く、自分を全く見れていませんでした。鍋やコンロを買い、好きだった自炊をするようになると心も落ち着きました。また、日本でよく飲んでいた野菜ジュースもこっちのコンビニで見つけ、飲むようにしています。

 

野菜ジュース。小さい時から好きです。

 

驚いたこと

➀学食の美味しさ&安さ

マーラータン屋さんがあり、初めて行った時は片手で持つのが痛いくらいの重さで量り売り会計が怖かったのに、たったの340円でした。都内では1,000円〜が普通だったので衝撃です。

1番の食堂お気に入りメニューは北京ダックです。

釜まであり、出来立てを提供してくれる本格派です。どこに出しても恥ずかしくない、むしろ外部からこれを食べに復旦大学に来て欲しいくらいの美味しさです。

 

北京ダック一人前560円。外パリッと中はジューシーです。

 

②掃除が好きになったこと

こっちに来て唯一落ち着けるのは自分の部屋だけです。だからこそ綺麗に保ちたくて掃除をこまめにするうちに好きになりました。

先週末は、同居人に「一緒に共同スペースの掃除をしない?」と呼びかけました。ダメ元で聞いたのに皆快諾してくれ、各自掃除道具を持ち寄って自分の持ち場を作りせっせと掃除しました。虫が出ても暑くても皆でギャーギャー騒いでるからずっと笑いが絶えませんでした。中国語という共通言語があれば、国籍は違えど繋がれると改めて実感しました。

 

一斉掃除!!

今月の学び

物もない、右も左も分からない、そんな状態にさらされた数日間は「自分が何を重視するのか」「何をつらいと思うのか」など顕著に出て明確化された気がします。

自分のことを分かっていたつもりでも、あまり分かっていなかった。事実と感じてることを混同してはいけない。これが最大の気づきです。