「自己紹介、留学前にやっておいてよかったこと」大野 瑚子(上海財経大学)

この度、公費留学生として約一年間、上海財経大学に留学させていただくことになりました、大野瑚子と申します。

私は大学在学中に中国語を第二言語として選択し、これまで約二年半学習を続けてまいりました。学習当初は、四声やピンインの読み方といった基礎から始め、徐々に文法や長文読解にも取り組むようになりました。そして今年の一月には、留学前の一つの目標であったHSK4級に合格することができました。中国語学習の中で最も苦戦したのはリスニングです。文章を読めば大まかな意味は理解できるのですが、音声になると途端に聞き取れなくなり、非常に悩まされました。私の周囲には中国人の友人がいるわけではなく、日常生活の中で中国語を耳にする機会はほとんどありません。そのような環境の中で、少しでも耳を慣らすために工夫したことが二つあります。

一つ目は、寝る前に中国語のニュースを聞くことです。YouTubeで「中国新闻」と検索すると、中国のテレビ局CCTVの公式チャンネルが見つかります。そこでは、最新のニュースや歌番組、ドキュメンタリーなど、さまざまなジャンルの動画が配信されており、視聴していて非常に興味深く感じました。リスニング用の音声だけを聞く方法もありますが、CCTVの動画には中国語字幕が付いているため、目と耳の両方から中国語を吸収できる点が特に良かったと思います。

二つ目は、「聴く中国語」という雑誌を活用したことです。この雑誌には毎号異なるテーマが取り上げられており、大学で何冊か貸し出されていたため、興味のあるものを選んでリスニングトラックを聞いていました。早口言葉や中国の歌なども収録されていて、飽きることなく楽しく学習することができました。

私が留学前に取り組んでおいて良かったと感じるのは、こうしたリスニング力の強化です。まだ渡航前で、これからの留学生活がどのようなものになるかは想像がつきませんが、これまでの学習が現地で活かされることを願っています。そして、今後の月次レポートでは、楽しい留学生活の様子を皆さまにお届けできればと思っております。

 

普段使えるような単語や例文がたくさん載っていてお気に入りの単語帳

 

「聴く中国語」の中で個人的に一番興味深かった推し活の回

 

リスニングの勉強で一番活用したYouTubeのCCTVの公式チャンネル