私が中国留学を決意したのは昨年の8月、大学3年生で就職活動中の時でした。
海外に目を向けたいと志を持ち入学したはずの大学ですが、実際には勢い余ってサークルやアルバイトに精を出しすぎてしまい、成績も振るわず、第二外国語として履修していた中国語の単位まで落としてしまいました。
このままではまずいと思い、少し早めに就職活動をはじめてみたりもしましたが、留学しなかったことを心残りに思うが故に、周りの学生もやっているという理由だけでは就活に対して本気で取り組むことができませんでした。そんな時、趣味で見ていた「小红书」をきっかけに入ったゼミで、中国留学について知る機会がありました。もともとピンと来たものに一直線になってしまうタイプの私は、その瞬間から“これしかない!”と中国留学のことしか考えられなくなってしまいました(笑)
勢いだけで決めたように見えるかもしれませんが、私にはこの留学で果たしたい明確な目的があります。ひとつは中国で学ぶ様々な国の学生と交流し、文化や価値観を共有することで自身の国際的な視野を大きく広げること。もうひとつは自分の目で中国を見て、その本質を理解することです。日本から見る中国のイメージと、実際の中国では大きな乖離があるのではと感じます。さらにゼミでの私の研究テーマは「中国のインターネット公共圏」なので、現地の若者のリアルに触れることで知見を深めたいと考えています。
そのためにこの1年、語学力の向上に力を入れてきました。
昨年の10月にHSK4級、今年の夏に5級を取得しました。初学レベルから短期間で4級に挑戦したため最初は苦労しましたが、勉強していくうちに何も分からなかった小红书の投稿が読めるようになり、検索もできるようになりました。そうした小さな成長を日々感じることで、楽しみながら学習することができました。一方で聞き取りは本当に苦手で、中国ドラマは最初の数分で挫折してしまうほど。もっと粘り強く取り組んでいれば、、と少し後悔しています。だからこそ、留学生活では常に語学力の向上に全力を注ぎ、以前はさっぱり分からず途中で断念したドラマ「最好的我们」を今度は字幕なしで最後まで観ることが今のささやかな目標です。

中国語学習や現地での生活のために入れているアプリ

HSKの単語帳 常に見返すことのできる状態にしています。

今年の5月に訪中団で上海を訪問した時の写真。自分がイメージしていた中国よりもはるかに華やかで驚きました。




