4月になり、新しいクラスにも慣れ、また授業が変わらぬ日常へと変わってきました。上海外国語大学の近くには魯迅公園があり、そこで満開の桜を見ることができました。中国にいながらもこうした日本との繋がりを見れることは本当に嬉しいことです。

魯迅公園の桜
今月は、日本と中国の似ている点、違う点について紹介します。漢字や文化など共通点は多く、なんとなく似ている国だと思っている人も多いかと思います。しかし、実際に中国で生活し、さらに各地を旅行してみると、その印象は大きく変わりました。特に強く感じたのは、“スケールの大きさ”の違いです。
まず都市の規模からして、日本とは感覚が全く異なります。上海のような大都市では、建物の数や人の多さに圧倒される場面が多くあります。どこを見ても高層ビルが並び、「これがずっと続くのか」と思うほど街が広がっています。正直、最初は少し歩いただけで「もう十分見たのではないか」と思いましたが、実際はほんの一部に過ぎませんでした。また、中国の地方では色も外見もほぼ同じの高いマンションが立ち並んでいる光景をよく見ます。田舎でもこんなスケールのマンションを作るのかと驚くことは多くありました。正直に言えば、そのスケールの大きさに感動すると同時に、少し疲れてしまったのも事実です。
さらに、そのスケールの違いは旅行を通してより強く実感しました。今月は甘粛省に旅行で訪れました。歴史的な建造物、一つのスポットが広い範囲に点在しており、一つの観光地を回るだけでもかなりの移動が必要で、入場券以外に移動用のシャトルバス券の購入が必須になります。地図で見ると近そうに見えても、実際には何時間もかかることもあり、「この距離感は本当に同じ観光エリアなのか」と疑いたくなる場面もありました。日本であれば一日で回れるような内容でも、中国では移動だけで体力を使い切ってしまうこともあります。

鸣沙山

张掖市马蹄寺
このように、中国と日本は一見似ているように見えますが、スケールという点では大きな違いがあります。そして、その大きさは時に感動を与える一方で、移動の負担や距離感のわかりにくさ、地方において景観の差別化が見えにくくなるなど、不便さも生み出していると感じています。しかし、その“少しやりすぎではないか”と思えるほどのスケールこそが、中国という国の特徴であり、魅力でもあると感じています。
「似ているか、違うか」と問われたとき、私はこう答えたいです。
——似ている部分も確かに存在しますが、そのスケールに触れることで、両国の本質的な違いを強く実感する。ということです。




