4月は旅行・学業・文化探究と、どの面においても特に充実した一ヶ月となりました。
月初めには四川省・重慶市を訪れました。同じ内陸部に位置しながら、この二つの地域は全く違っていて、その違いを実感できたことが今回の旅の一番の収穫でした。四川では、広大な大地に広がる雄大な自然や世界遺産の都江堰を訪れ、スケールの大きさに圧倒されました。なかでも四川パンダ繁殖基地では、数百頭のジャイアントパンダが広い敷地の中でのびのびと暮らしている様子を間近で見ることができ、上海での生活とはまったく異なる時間の流れや、中国という国土の広さと自然の豊かさを体で感じられました。

四川のパンダ繁殖基地にて

世界遺産の都江堰 大自然を感じました

「国破れて山河在り…」の杜甫草堂です
重慶は、長江と嘉陵江が交わる山の上に街が作られていて、高低差のある路地やビルの中を貫通するモノレールなど、どこを歩いても面白い地形でした。高校のころに地学に夢中になり様々な地形に関して調べていたことがあったため、日本を飛び出てみればもっと面白い地形が広がっていることに気づき、留学に来てよかったと改めて思いました。上海とも四川ともまったく異なる景観に、中国の都市の多様さを改めて感じました。食文化においても四川と重慶で違いを発見しました。四川では花椒の効いた辛さを、重慶では本格火鍋文化をそれぞれ体験し、同じ「辛い」中にもその味や食事の雰囲気が全く異なることに驚きました。授業で学んできた中国の地理的・文化的多様性を、旅行を通じて五感で体感できたことは、語学学習や異文化理解の面でも面白い体験でした。

辛い物は苦手なのですが挑戦してみました。お店の空気が辛くてむせました。

長江を泳いでいる人がいて驚きました…かなり深そうです。

洪崖洞 中国はどこに行ってもキラキラです
学業面では、今月の中間テストで満点を取ることができました。授業で学んだ表現や語彙を日常生活の中でも意識的に使うようにしてきたことが、結果に繋がったのではないかと思っています。ただ、テストの点数だけが語学力のすべてではないということも実感しており、ネイティブとの自然な会話の中で身につく表現力や瞬発力を、残りの留学中に鍛えていきたいです。
文化面では、旗袍への関心が高まっています。暖かくなるにつれて街中で着ている人が増え、その文化的意味や中国人の習慣に興味が高まっています。日本の浴衣と同じ伝統衣装でありながら、浴衣がお祭りや花火大会などのイベントで着られることが多いのに対し、旗袍はカフェや街歩きといった日常にも自然と溶け込んでいるように感じます。この違いには、伝統文化を特別なものとして切り離すのではなく、日々の生活の中に自然に取り込んでいく中国の人々の感覚が表れているように感じています。そうした視点から中国文化を観察することで、より深く理解できるような気がしています。
労働節の連休には、現在上海博物館で開催中の旗袍展覧会にも行ってみようと思っています。旗袍の歴史や種類、誕生の背景を通じて中国の伝統文化についてもっと深く知り、研究したいです。
残り数か月の留学生活を悔いの残さないように過ごしていきたいです。




