中国に来てから、気づけば八ヶ月が経ちました。最初の頃は、言葉や生活習慣の違いに戸惑うことも多くありましたが、今ではその「違い」そのものを面白いと感じられるようになってきました。日本と中国は近い国だと思っていましたが、実際に生活してみると、想像以上に多くの違いが日常の中に存在しています。
特に印象に残っているのは、健康に対する考え方の違いです。私は現在、毎週中医(漢方医)に通っています。きっかけは、二月に入院した後から胃腸の調子がなかなか戻らなかったことでした。病院の消化器外科で検査を受けましたが、「異常はない」と言われました。しかし、自分では明らかに違和感があり、特に舌の色がいつもと違うことが気になっていました。それでも「問題ない」と言われ、「ではこの違和感は何なのだろう」と、少し宙ぶらりんな気持ちになっていました。
そんなとき、内科の先生から「舌の状態は中医で診てもらったほうがいい」と勧められ、中医に通い始めました。実際に診てもらうと、舌の色や形、体の状態などから、今の自分の体のバランスについて説明してもらいました。そして何より印象的だったのは、軽く診てもらっただけなのに、自分の症状をぴたりと言い当てられたことです。「どうして分かるのだろう」と、正直かなり驚きました。
日本で主流の西洋医学のように数値や検査結果で判断するのではなく、「体質」や「全体のバランス」を見て考えるという発想は、日本での医療の受け方とは大きく異なります。最初は少し半信半疑でしたが、通ううちに「確かにこういう見方もあるのかもしれない」と思うようになりました。
また、中国医学では、体を冷やさないことや日々の生活習慣を整えることがとても重視されています。すぐに症状を抑えるというよりも、時間をかけて体の内側から整えていくという考え方は、とても興味深いです。実際に通い続ける中で、自分の体調や生活の仕方にも、少しずつ意識が向くようになってきました。
さらに、中国の友人からは、中国医学では精神的な不調も体のバランスとして捉え、調整していくという話を聞きました。かなり幅広い状態に対してアプローチできると考えられているそうで、その守備範囲の広さには思わず驚いてしまいました。正直に言えば、「そこまで?」と感じる部分もありますが、それも含めて、中国医学の考え方のスケールの大きさのように思います。
また、最近友人たちからは、日本人である私が中医に通いながら、中国人に「喝点儿中药,调理一下身体呗!(漢方で体調管理してみなよ〜)」と言うことが面白いらしく、よく笑われます。自分では自然に使っているつもりでも、周りから見ると少し面白おかしく映るようです。そうしたやり取りも含めて、この環境にいる面白さを感じています。
このように、日本と中国の違いは感じられますが、どちらが良い・悪いというよりも、「考え方がこんなに違うのか」と驚くこと自体が、今の私にとっては大きな発見です。違いの中に身を置くことで、自分自身の感覚や価値観も少しずつ広がっているように思います。
これからも、この「違い」を楽しみながら、自分なりのペースで生活していきたいと思います。

友人と清明节に河北省の邯鄲に行ってきました。初めて見る石窟寺院は迫力がありました。

邯鄲は「成语之都」とも言われており、《中华成语词典》に収録されている5000の成語のうち、1500余りの成語は邯鄲の地で生まれたと言われています。その中でも有名な成語「邯郸学步」から名付けられた橋「学步桥」の石碑の前で、歩き方のポーズを取ってきました。

何年も前から好きなバンド“八三夭”のライブを見るために天津まで行ってきました。




