中国は日本と地理的に近く、歴史的に見ても深い関わりを持つ国です。しかし、実際に中国で生活していると、日本人にとって理解しがたいと感じる文化、価値観に数多く出会います。今月は、私の個人的な経験から、この中国の謎について考えていきたいと思います。
まず、私が一番初めに感じたことは、中国人のほとんどは冷たい水を全く飲まないことです。飲食店での無料の水は、·ほとんどの場合、お湯、もしくは温かいお茶が出てきます。冷たいものを頼んでも、常温の水が出てくるのがやっとです。この点、私は非常に苦労しました。また、ある中国人は、スープがあれば飲み物はいらないということでした。汁なしの麺を注文した際に、味の薄いスープがついてくる理由を後になって理解することができました。
この水に関して、中国人は冷たいものを非常に避ける傾向があると感じています。そこで一つ、中国人と付き合っていくうえでよく使える言葉を紹介します。「多喝热水」。お湯をいっぱい飲んでね。という意味で、体調の悪いときや、落ち込んでいるときなど多くの場面で役に立つので、覚えておくと便利な言葉でしょう。この言葉は、WeChatのスタンプとしてもよく使われています。こうした、文化的習慣を覚え、実生活に活かしていくことは、中国に限らず他国を学ぶ上で大切なことだと感じています。

WeChatのスタンプ
もう一点、中国のホテルについての謎について紹介します。1月の終わりから山西省の太原、大同、临汾の3都市に訪れました。この山西省は中国の中では人気の観光地の一つですが、まだ海外には広く知れ渡っているような都市ではありません。このような都市の場合、外国人が宿泊できないホテルや民宿が非常に多く存在しています。中には、外国人の受け入れ可と記載されていても、宿泊できないホテル、国際版携程(Trip.com)に記載されていても宿泊できないホテルがあります。私は今回の山西省旅行で三回ホテルの受け入れを拒否されました。もちろん旅行前から外国人が止まれないホテルのことは把握済みで、下調べも何度も行ってきましたが、こうした結果になりました。背景を調べると、公安や行政の管理があり、外国人受け入れには特別な手続きが必要になっているからだそうです。今まで中国を含め海外旅行をそれなりに経験してきましたが、こうした経験は初めてで、改めて中国旅行の難しさを実感しました。

旅行会社の人に助けてもらいました
しかし、こうしたトラブルがありながらも、予定通りに旅を進められたこと、何とか自分の力で問題を解決できたことは自信にもつながりました。また、その中で見た景色は今までの旅行より特別に感じました。中国旅行の難しさを実感しながらも、その奥深さと感動、そして中国語を勉強してよかったと、心から思える旅行でした。

雲崗石窟

悬空寺

壶口瀑布




