前半は中国留学を半分終えてどう思っているのか自身の感想を書き、後半は中国留学前期を終えて、前期の反省を踏まえながら後期をどのように過ごしていくかという目標をあげていきます。以前のレポートで気付いた点としていくつか自身の反省点について書いたので、今回は反省点に対する具体的な改善策を考えます。
中国留学に来るまでに様々な葛藤があり、特にその葛藤の要因となっていたのは年齢的な部分です。大学4年生の後期から休学をして周りとは違う道を選ぶというのは決断するには簡単なことではなかったです。特に大学4年生になってからは周囲の友人が就活と同時に卒業論文を書き、何とか就活を終えている姿を見て周りは進んでいるのに自分は取り残されているような気分にもなりました。不安をたくさん抱えたまま中国へ留学に来たのですが来て本当に良かったです。不安を感じるよりも楽しさを感じたり学びになることに触れたりすることのほうが多かったです。それは留学で出会った人のバックグラウンド、年齢、考え方も多種多様だったからだと思います。人生の中でその環境を経験することはあまりないことだと思います。それが経験でき、学べたことがあるということを忘れずにいたいです。
さて学べたことがあるのは事実ですがそれと同時に反省点もいくつかあります。
1.語学力とコミュニケーション
およそ半年の期間を過ごして、語学力とコミュニケーションをとることは別物だと認識することになりました。コミュニケーションとは会話の内容、話し方やジェスチャーなどの言葉とは関係ないことも含まれると気づきました。前期を通して、自分には語学力だけではなくコミュニケーション能力も足りていないと感じることが多々ありました。例えば、相手と会話をしてもらっているときに、自分の姿勢が受動的で相手から話してもらってばかりだったように思います。主体的に自分から会話をするときに、相手の返事から話を広げていくことが特に苦手で、中国語の解釈があっているのかが不安だという事、瞬発的に相手に返答をすることが苦手だという事がその原因です。いろんな人と会話をして練習をすることが一番いい方法だと思うのですが、急に自分のコミュニケーション能力が身につくとは思わないので、簡単に実践できることから始めたいです。笑顔で聞くこと、もしわからないことや不安に思うことがあればその場で聞いてみるということが後期の目標です。
2.友人関係
前期はとにかくいろんな人と関わるということを目標に、毎週末違う人と一緒に出掛け交流をすることを第一に行動してきました。それによっていろんな人との縁ができ、中国留学が楽しくなりました。後期ももちろんこのことは継続して行動していきたいのですが、語学勉強の場を介して知り合った友達が多く自分より日本語が堪能な友人が多くそれに甘えてしまった部分も大きかったと思います。私の在籍している大学には日本語学科以外の学部ももちろんあるので、日本語を学習している人以外の人とも交流をしてみたいです。
3.学習方法
学習方法はこの半年様々なものを試してみたのですが、どうしてもリスニングやリーディングに偏ってしまってスピーキングの練習を人とすることがなかったです。スピーキングについては日々悩んでいるのですが練習時間が足りないという事が一番の問題です。その他には思考する瞬間に日本語から先に考えていることも原因かと思います。そのため学習時間を増やすこと、中国語に触れているときは中国語で思考をして声に出すという練習をすることを後期の目標にします。