中国では9月から新学年が始まるため、中国に留学する人の多くも9月から留学を開始することでしょう。今回は、私が中国留学中にやってよかったこと、やらなくて後悔したことについて少し書き出してみようと思います。この書き出しが、留学を始めたばかりの皆さんや今後留学を予定している皆さんにとって参考になれば幸いです。
やってよかったこと
留学を通してやってよかったと思うことは、目標を明確にすることです。私は中国留学の間の目標として、中国語で漢学籍を学ぶことを掲げていました。具体的な行動の目標をあらかじめ設定しておくことで、留学中の行動に1つ明確な軸を作ることができました。そのおかげで自分のやりたいこととその他のことを両立することができたと思います。
また、私は語学留学生として外国人学生寮で生活をしていたので、中国で生活している間は人との交流も盛んでした。おそらく、留学する人の多くが私と同様、外国人学生寮で生活すると思います。私が人との交流の中でしてよかったと思うのは、とにかくフッ軽になったことです。人からの誘いには何でもとりあえず乗ってみることで、人の輪も広げられたとともに、様々な経験をすることができました。このフッ軽行動で初めて体験したことに、夜登山、韓国式飲み会、初バーなどがあります。なかなか日本での私の生活環境ではできないことが多かったので、楽しかったです。
やらなくて後悔したこと
中国留学中の後悔も色々とありますが、一番の後悔は前期中に旅行に行かなかったことです。初めての海外、初めての生活のために、分からないことだらけかつ前期の間は生活をするだけで精一杯で、少し南京の生活圏から出てみようという気力も勇気もありませんでした。しかし、今思うととてももったいないことをしたと思います。
中国は特色のある観光地が大小様々あり、高鉄で1時間離れたところに行くだけでも、いつもの光景とは全く異なる景色や食文化に出会うことができます。また、中国での暮らしが長くなればなるほど、訪れてみたい地域が増え、観光欲が尽きることはありません。私自身6月に日本には戻ってきましたが、また近いうちに中国のどこここに行きたいな、と旅することを考えているくらいです。留学という限られた時間は案外あっという間に過ぎていきます。知らない場所やモノには不安がつきものですが、その有限な時間を有効活用するためにも、今後留学する皆さんには分からないことにチャレンジする勇気を無理やり絞りだしてでも、色んな場所に赴いて、様々なモノを見たり食べたりして、留学の経験値をどんどん貯めていってほしいと思います。
最後にはなりましたが、私はこの中国留学を通して、語学や勉学だけでなく、それ以上のものをたくさん経験し学びました。この一年の経験が今後の私に大きく影響を与えることは疑いようもありません。このようなかけがえのない貴重な機会を提供してくださった中国政府、日中友好協会の皆様、その他関係者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
![]() 中国最後の高鉄。奮発して一等車に乗ってみました。 |
![]() キャンパス内の猫。『山月記』味を感じて好きな一枚。
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![]() 一人旅行中のホテル。中国にはシングルの部屋が少ないように思います。 |