私が中国で行った日中友好活動は主に3つあります。
一つ目は済南大学で行われた国際交流イベントで留学している様々な国の生徒達が自分たちの国の料理を振る舞うというものです。その時は私含めて2人の日本人がいたので協力して「お好み焼き」を作りました。私たちのテントの前には、時間前にも関わらず大勢の人々が並んでお好み焼きを食べるのを待ち望んでいました。私はそれを見てたくさんの人が日本に興味を持ってくれているんだと思いとても嬉しくなりました。お好み焼きを作っている最中には大勢の人が翻訳機をつかい、流暢ではないものの日本語で「美味しいです」「ありがとう」などそれ以外にもたくさんの質問をもらいました。たくさんの人たちが日本に興味を持ってくれたことに対して私はとても感動しました。
二つ目は山東師範大学で行われた日中友好活動に参加したことです。山東師範大学の松本さんに誘われてそのイベントに行きました
私が参加した時は「浴衣を着る」というコーナーでとても人気がありました。着物を初めて着る人が多く、着物の着方を教えたり、中国の伝統的な服を教えてもらったり様々な話をすることができました。
他にも日本と中国の違いを発表したり自分に取っても新しい発見や知識を増やしたりと良い経験になりました。
三つ目は高校生に日本語を教えたことです。
中国で高校生に日本語を教えるというイベントに参加しました。私たちが普段何気なく使っている日本語と教える日本語というのは小さいようで大きい違いがたくさんありました。例えば「を」と「お」の発音の違い、同じ発音であるが意味が違う単語などたくさんのことに気を使いました。高校生達は日本人と会話をするというのが初めてということだったので積
極的に質問や発表をしてくれて、初めて人に教えるという経験をした私にとっても、とてもやりやすい授業になりました。
二日間という時間が短い中でどうわかりやすく伝える事ができるのかという事が私の課題でした。そこで私は予定していた授業内容を少し変更し、一人一人発言する時間を作り、拙い中国語で必死にわかりやすく伝えるように努力しました。
その甲斐があってか、別れの日にはたくさんの生徒が「ありがとうございました」と言ってくれて少し泣きそうになりました。
中国に留学して様々なことを経験しましたが、この瞬間が一番人に感謝された時だと思いました。そして中国へ留学してよかったと改めて強く思った瞬間でもあります。