「留学中に取り組んだ日中友好活動」宇都宮 遼馬(北京大学)

今回はこの留学期間中に行った日中友好活動についてまとめたいと思います。北京大学には日本語学科があり、日本の文化や仕事に特に興味のある学生が授業の内外で様々な活動を行っています。まず自分が行った活動は日本語学科の授業のサポートでした。

学内に、明治大学と共同で創設した漫画図書館があり、学生の中には自主的に文化研究活動を行っている人もいるほど日本語学習や日本文化に興味が高く、積極的に日本人学生との交流を行っている印象があります。授業を受講している学生の多くは大学一年生にして問題なく日本語で会話できるほどで、こちらが日本語を教えながら中国語での言い回しを習うなど互相辅导の形で交流を深めながら活動をすることができました。

またこの時の活動のご縁で日本語学科が学内で行う忘年会にも出席させていただきました。学生でだけでなく、先生方やご家族など日本や中国に関係のある文化や特技について発表をする形式のもので、のちに参加することとなった北京大学のオーケストラ活動にもつながるとても貴重で楽しい経験でした。

大学の部活動の中でも大学内で知り合った日本語を勉強している学生だけでなく、学外の日本人バンドで一緒に活動している仲間と再会することも多く、これらの活動を通じて授業の外でも大学の学生と交流する機会を持つことができ、参加して本当に良かったと思います。

これ以外にも同期で留学をしていた学生の一人が日中関係の歴史について研究しており、その過程で中国で実地研究をされている日本人の先生方とお話をさせていただくこともできました。中国への留学という機会の中で長く日中関係の研究をされている方と留学の経験を踏まえて交流できたことは有意義で、歴史を認識しそのうえで友好を図るということが必要であると実感しました。