「私の暮らしている街の特徴、自慢」宇都宮 遼馬(北京大学)

春学期も終わりが近づき、いよいよ留学の終わりを感じる時期に差し掛かりました。一年弱生活したことでこの北京という街が、自分が思っていたよりもとても多様性に富んでいて、それでいて歴史のある素晴らしい場所であると感じるようになりました。そこでこのまちで自分が魅力的だと思ったものをいくつか紹介したいと思います。

 

北京と聞くと、中国の首都らしく人口の多い巨大な街であることは想像に難くありませんが、それでも北京よりある意味大きいと言える都市やより現代的な都市は他に存在します。逆に、この町で暮らしていると街を形作る歴史的なスポットや自然と近づく機会も多くあります。もし北京大学や清華大学周辺に留学される方であれば、必ずいくであろう颐和园もその一つです。中心に巨大な人工湖と荘厳な建造物をたたえるこの公園は、まさに中国を象徴する公園と言っていいもので、各所には英語と中国語でここの公園ができた経緯や変遷が説明されています。

この湖を掘った土で丘を作りその上に塔を建てたと言われているこの公園は、北京という大きな街の中にあって季節や自然を感じることができる素晴らしい場所でした。

 

次に留学していた北京大学のキャンパスです。日本の都心にあるような大学キャンパスの多くはビルキャンパスであったり、かなりコンパクトなキャンパスであることが多いと思います。北京の大学区は都市の中心からは少し離れておりそれぞれの大学のキャンパスが比較的ゆったりしていると思います。特に北京大学のキャンパスには未名湖とという湖があり、その周りは公園として整備されています。

 

 

授業の間に散歩したり、夕飯を食べた後に散策したり、授業後にここでクラスメイトと大富豪をしたり、ここで年越しの行事をしたりと生活の一部と言えるほど馴染みのある場所だったと思います。

この1年間でいきたかった場所全てに行くことはできませんでしたが、自然と都市が両立するs素晴らしい町だということを感じた1年間でした。