6月前半はすべての授業が終わり、期末テストの準備や帰国の準備、帰国前の旅行の準備などに追われていたため、毎日色々な場所に赴いていました。留学が始まった9月から約9カ月もの間を過ごした南京の街にはもうすっかり慣れ、どこに行くにも基本地図なしで動き回っています。留学中には行きつけのお店やお気に入りの南京料理なども発見することができ、そのため、帰国前は友人たちとそれらのお店に行ったり、料理を食べに行ったりすることも多かったです。このように、今月は毎日時間が足りないほど、たくさんの場所を回った月でした。
さて、私が住む南京市は中国の中でも規模の大きい都市の1つで、電車やバスの路線も充実している、生活のしやすい街です。また、春節の時期に最も人が訪れた観光地に選ばれるほど、中国国内でも人気の観光地として有名です。上海や杭州、蘇州など周辺の人口の多い都市からのアクセスも良く、毎日数多くの高鉄が南京の街を出入りしています。
南京の街の特徴として一番に上げられるのは、観光のしやすさです。南京は交通の便が中国でも有数の地域であることはもちろんのこと、南京の観光地自体が比較的まとまって位置しているため、公共交通機関を使う以外にも、目的地まで歩いて移動することで、移動中も南京の街並みを楽しむことができます。特に鼓楼付近にある颐和路は桐並木で有名です。秋になると紅葉を見に多くの観光客がこの場所を訪れますが、私のおすすめは新緑の季節です。鮮やかな緑の葉に白い太陽光が差すことで、葉っぱがキラキラと光り、それが通りに沿って続いていく様子は壮観です。ぜひ、南京に来たら桐並木を散歩してみてください。
また、南京は食においても有名なものがたくさんあります。南京に来たら食べてほしいのは、何といっても鴨料理です。特に南京ダック、鴨血は必ず食べてほしい料理の筆頭です。また、南京の有名なレストランと言えば、「南京大排档」です。もちろん先ほど挙げた二つの料理も、ここで食べることができます。中国の鴨料理と言えば、北京ダックもありますが、個人的には南京ダックの方が好みです。北京ダックと南京ダックの食べ比べも是非してみてほしいです。

この時期が一番きれいだと思います

塩味の鴨と照り焼き味の鴨があります

塩辛いのが特徴です

南京と鴨は切っても切れません