先日、10か月間にわたる北京での留学生活を終え、無事に帰国いたしました。この留学を通じて、中国、そして北京の多様な魅力に触れることができました。今回はその中でも特に私が感じた北京の魅力についてご紹介したいと思います。
私が留学していた北京は悠久の歴史と先進都市の要素が融合した都市です。
首都である北京には、行政、文化、経済の中心地として最先端のインフラや情報が集まり、研究機関や国際的な企業も多く立地しています。公共交通機関も非常に発達しており、地下鉄網は広大ですし、シェアバイクも組み合わせれば、不便なく街中を移動することができます。商業施設やデリバリーサービスも充実しているため、日々の生活も非常に快適に送れます。
また、北京は歴史ある都市でもあり、万里の長城や故宮は、何度訪れてもその大規模な建築や景観に圧倒されます。他にも、北京の街には、「胡同」と呼ばれる伝統的な路地が残っており、南锣鼓巷などといった有名な胡同だけでなく、さらにその路地奥に足を運ぶと、現地の人々の生活の様子や昔ながらの街並みを間近で感じることができます。
先進的な要素と歴史情緒が併存している北京の街並みのこのコントラストこそが、私が北京に最も魅力を感じる理由の1つです。留学期間中に中国各地のさまざまな都市を旅行する機会がありましたが、「住む場所」として最も魅力を感じるのは、やはり北京だなと思いました。
最後に、私が生活していた北京師範大学周辺のエリアについても触れておきたいと思います。北京師範大学は市内でもかなり中心部にあるため、アクセスは非常に良いと思います。最寄りの地下鉄の駅までは徒歩15分程度、自転車だと6, 7分、また、大型のスーパーやショッピングモールも徒歩圏内にあり、非常に暮らしやすい環境です。中でも私が特に好きだったのは、大学から积水潭地铁站あたりまでを散歩することで、その道中にはとても綺麗な川があり、川沿いには緑道もあります。季節、時間によって変化する風景を見るのが日々の楽しみでした。他にも道沿いには、ショッピングモールや奶茶店、果物屋さんなど色々あり、散歩や休憩、買い物にも最適です。北京師範大学に留学される方がいらっしゃれば、ぜひ歩いてみていただければと思います。

北京で一番好きな場所と言っても過言ではありません