「私の暮らしている大学の特徴」渡辺 一晴(済南大学)

私が在籍している済南大学は山東省済南市に在る総合大学です。
済南大学は日本人からあまり知られていないかもしれませんが世界的に見るとグローバルで開かれた大学といえます。
オープン教育を掲げ、世界中120以上大学と学校間協力を築き 多国籍な学生が集まり、学生数38000人以上が学んでいます。学部数も23学部と様々な分野があり山東省の重点大学として評価されています。
自分は語学留学として滞在していますがとても貴重な日々を過ごしています。
大学内にある寮にすんでいますが、この寮が日本ではありえない規模で12階建の寮が何棟もあり、私の部屋は10階ですが窓から見る景色はなかなかな見応えです。比較的新しい建物らしく近代的で施設内に自由に使えるキッチンやジム等もあります。部屋は二人部屋で同室はベトナムからの留学生で彼は院生ですが良き友人の一人です。ベッドや家具もしっかりした物で日本人が拘るトイレとシャワーも別々でなかなか快適な生活を送っています。
友人にも恵まれ、同じクラスの留学生はもちろん寮で知り合った現地の学生に誘われ様々な学部の友人ができ、サッカーチームにも入り何度か試合にも出ました。誰もがフェアであり友好的で理想的な関係を築いているといえるでしょう。
大学の敷地は非常に広く全てにおいて規模が大きく一つの町と言っても過言ではありません。大学内で利用できるキックスケーターのレンタルがあり スケーターで移動したりマラソンや散歩をしたりします。特に紹介したいのは新しく整備された散歩コースです。
観光地になりそうな大きさの湖から川が流れ、それに沿って道が進み木々の中に様々な風景が現れます。森から突然芝生広場が広がり、運動したり寝転んだり学生達が思い思いにすごしています。
近代と自然、テクノロジーと歴史が混在し調和する済南大学は私の感覚を刺激するとても良い場所です。