私は現在、上海にある中国屈指の名門大学・復旦大学に留学しています。復旦大学の魅力は数多くありますが、なかでも特に自慢したいのは立地の良さと国際色の豊かさです。
まず、立地の良さについてです。復旦大学は上海市の中心部に位置しており、観光やショッピングにも非常に便利です。たとえば、上海を代表する観光地である外灘や豫園までは、地下鉄を使えば約30分でアクセスできます。さらに、今月からは復旦大学駅とキャンパスが直結するようになり、通学や移動の利便性が一段と高まりました。キャンパスの周辺には「五角場(ウージャオチャン)」と呼ばれる大型ショッピングエリアがあり、飲食店や映画館、ファッションショップなどが集まっていて、日常生活にも全く不自由がありません。私はこの大学に来てから、一度も「不便だ」と感じたことはなく、学業に集中できるのはもちろんのこと、プライベートも充実させることができています。


次に、復旦大学のもう一つの魅力である国際性の高さについて紹介します。復旦大学には、アジアだけでなく、ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、中東など世界中から多くの留学生が集まっています。彼らの留学目的もさまざまで、中国の歴史や政治を研究するために来ている学生もいれば、中国語を学んで将来中国でビジネスをしたいという学生もいます。日々の生活のなかで、そうした多様な背景を持つ人たちと触れ合うことで、自分の価値観が大きく広がったと感じています。
特に印象的だったのは、海外では「ギャップイヤー」という概念が一般的であるということです。日本では高校を卒業すればすぐに大学へ、大学を卒業すればすぐに就職へと進むのが一般的ですが、私の周囲には一度旅に出てから大学に入学した人や、大学卒業後もすぐには働かずに自分のやりたいことを探す時間を持っている人が多くいました。そのような多様な人生の選択肢を間近で見るなかで、「王道」や「正解」と思っていた人生の道筋が、必ずしも唯一のものではないことに気づかされました。今では、自分の人生に対してより柔軟な考え方を持つことができるようになり、少し心に余裕が生まれたように感じます。
このように、復旦大学での留学生活は、学問面でも人間的な成長という点でも非常に貴重な経験となっています。勉強にも遊びにも全力で取り組みたい人には、心からおすすめできる大学です。