「浙江大学の特徴と魅力 〜留学を検討している皆さんへ〜」小澤 望乃(浙江大学)

浙江大学は中国・浙江省杭州市にある中国有数の名門大学で、学問のみならず自然や生活環境、食文化などさまざまな魅力を兼ね備えています。中でも玉泉キャンパスは、自然の豊かさと都市の利便性が調和した理想的な場所です。

まず、玉泉キャンパスの自然環境について紹介します。図書館の周囲には池やベンチ、屋根付きの休憩スペース、芝生が整備されており、勉強の合間にリラックスできる場所がたくさんあります。周囲には季節ごとに異なる表情を見せる木々や花が植えられていて、春には桜、秋にはイチョウが見頃となり、散歩するだけでも心が和みます。さらに図書館の背後には小さな山があり、登山が趣味の先生方は週末になるとハイキングに出かけることもあるそうです。このように、キャンパス内で自然を身近に感じながら生活できるのは、浙江大学ならではの魅力です。

しかし、自然に囲まれているからといって不便というわけではありません。地下鉄に乗って10分ほどで、大きなショッピングモールや飲食店が集まる便利なエリアにも行けるため、生活面でもとても快適です。自然と都市のバランスが良く、勉強にも遊びにも適した環境が整っています。

さらに、玉泉キャンパスの食堂の多さとその多様性も見逃せません。留学生が多く所属するこのキャンパスには、7つの食堂があります。毎日違う場所で食事を楽しめるので、飽きることがありません。私のおすすめは「一人火鍋」です。まさか大学内で火鍋を楽しめるとは思っていなかったので、最初はとても驚きました。

また、食堂によっては、バイキング形式で自分の好きな料理を選べるスタイルのものや、テーブルに貼ってあるQRコードをWeChatで読み取り、モバイルオーダーしてスタッフが料理を席まで運んでくれるレストラン形式の食堂もあります。日本の大学ではこれほどまでに多様な形式や豊富な料理数を提供している食堂はなかなか見られないため、初めて体験したときはとても感動しました。

このように、浙江大学は学習環境、生活の利便性、食文化の豊かさなど、さまざまな面で留学生にとって魅力あふれる大学だと思います。中国留学を検討している皆さん、ぜひ浙江大学を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。きっと充実した留学生活を送ることができるはずです。