「私の留学している大学の特徴、魅力」小野 明日香(浙江大学)

時が経つのは早く、あっという間に5月も終わりになってしまいました。あと一ヶ月半程度で帰らなければならないのかと思うと、とても名残惜しい気持ちがあります。5月は労働節(メーデー)に深圳旅行に行ったほか、5月31日の旧暦の端午の節句にはドラゴンボートレースを見に行くなど、有意義な時間を過ごせたと思います。

深圳旅行の様子

私の留学している大学の特徴・魅力

私の通っている浙江大学は中国トップ大学ベスト3に数えられる名門校で、中国政府が985、211プロジェクト(いわゆる国家重点大学、大学での研究の質を国際レベルに上げるために政府が重点的に投資などをするプログラム)に選んだ優秀な大学でもあります。そのため教育の質も高く、中国語を学ぶにあたっても非常にふさわしい学校だと言えます。大規模校なので留学生が多く、志を共にする友人も作りやすいです。授業は学生のレベルに合わせて1〜7クラスと細かなレベル分けがされているので自分にあった授業を受けることができます。選択授業では自分の興味に合わせて好きな授業を取ることができます。私は中国神話&伝説の授業、中国都市紹介、中国将棋の授業を取りました。どれも先生たちが熱心に教えてくださり、非常に満足度の高い授業でした。一部クラス制限がある授業もありますが、そのクラスを担当する先生に問い合わせれば参加を許可してもらえる場合もありますのでどうしても参加したい場合は問い合わせてみるのをお勧めします。浙江大学には日本人留学生会もあり、中国人学生との言語交換イベントも定期的に開催されているようですので、中国人の学生と交流したい方にとっても魅力的な部分が多いかと思います。

ちなみに、浙江大学はキャンパスがいくつもありますが、語学留学生はそのうち一番歴史のある玉泉キャンパスで留学生活を送ることになります。玉泉キャンパスには毛沢東の像もあるので歴史が好きな方には魅力的かもしれません。外個人的に思う玉泉キャンパスの魅力は交通の便が良いこと、杭州の著名な観光地である西湖から近いこと、学食が美味しいことです。

玉泉キャンパスの学食

本科生や院生の場合は少し離れたところにある浙江大学のメインキャンパス、紫金港キャンパスで授業を受けます。さすがメインキャンパスと言えるほどとても綺麗なキャンパスかつ、非常に広いです。端から端まで歩こうとした場合50分ぐらいはかかります。ですが、校内にシェアサイクルやシェアスクーターが整備されているので移動面での心配はいりません。紫金港キャンパスは自然が豊かで四季の移ろいを楽しむことができるのも魅力の一つです。他にも、珍しい黒い白鳥を見ることもできます!年越しイベントや国際文化祭などの大規模イベントが開催されるのもこちらのキャンパスが多いです。この二つのキャンパスはスクールバスで行き来することができます。平日は毎日決まった時間にスクールバスが出るので、時間のある日は別のキャンパスで過ごしてみるのも楽しいかと思います。

紫金港キャンパス

どちらのキャンパスであっても非常に魅力的な学校生活を送ることのできる大学なので、大学選びで迷っている方がいらっしゃいましたらぜひ参考にしてみてください!

選択授業で選んだ中国将棋
日本の将棋とは少し違うルールです