「私の留学している大学の特徴、自慢」松谷 駿良(復旦大学)

私が現在留学している大学には、語学学習においてとてもユニークで効果的な仕組みがあります。特に中国語を学ぶ環境として整っており、留学生にとってはとても学びやすいシステムになっています。

まず、クラス分けの制度がとても細かく設定されています。クラスはA〜Jまであり、それぞれにさらに3クラスずつ、つまり1レベルにつき複数のクラスが用意されています。入学直後には簡単な面接があり、自己紹介を通して教員が学生のレベルを確認します。その後、自分に合った教科書を実際に見て、自分に合うレベルを選ぶことができます。さらに、パソコン室でレベル分けテストを受けた上で、最終的な級が決定されます。このようにして、自分の実力に最も適したクラスで学ぶことができるのです。

 

また、この大学のもう一つの魅力は、柔軟な級の移動制度です。学期の途中に行われる中間・期末テストにおいて、精读课(精読の授業)や听说课(聴解と会話の授業)で90点以上を取った学生は、「飛び級」が認められます。つまり、自分の努力次第でより高いレベルのクラスに進むことができるのです。また、二学期の初めには、自分の希望するクラスを自由に選ぶことも可能です。これにより、自分の目標や学習スタイルに合わせた柔軟な学びが実現できます。

 

一方で、テストの点数があまり良くなくても、必ず次の級には進級する仕組みとなっています。そのため、次の級に上がった際に授業についていけなくならないように、日ごろから予習・復習をしっかり行うことが求められます。このように、学生自身の自律的な学習が促される環境であることも、大きな特徴の一つです。

 

このような制度により、学生一人ひとりが自分のレベルや目標に合った形で学ぶことができ、着実に語学力を向上させることができます。これから留学を考えている方には、ぜひ私の大学のような環境で学ぶことをおすすめします。

光华楼。大学のシンボルともなるメイン棟

校内にはたくさんの猫がいる。撫でられる猫もいるため日々の癒しとなっている

北区には池があり、亀や鯉か泳いでいる。みんなの憩いの場となっている。

夕方にはきれいな景色が見える。またトラックがあるため、ジョギングすることもできる