中国での生活を通じて、日本と中国の「似ているところ」と「異なるところ」がくっきりと見えてきました。まず、似ている点として印象的なのが「公共交通機関の整備」と「食文化」です。中国の都市部では地下鉄やバスが非常に発達しており、都市間を結ぶ高速鉄道(高鉄)も定時運行で、快適そのものです。海外では電車の遅延が多いというイメージがありましたが、中国の鉄道は想像以上に時間に正確で、車内も清潔です。

日本の新幹線に劣らない性能を持っています
また、食文化に関しても、米を主食とするため、日本人にとって馴染みやすい点が多くありました。料理はやや油っぽいものの、野菜の種類も豊富で、体調を崩すことはありませんでした。特に地方ごとの特色ある料理は、食を通して文化を知る楽しさを与えてくれます。

ガチ中華ですがちゃんと日本人の口にも合います
一方で、大きく異なると感じたのは「社会の柔軟性」です。中国の人々は良い意味で“適当”で、あまり肩肘を張らずに生きている印象を受けました。たとえば、ビジネスマンであってもスーツを着ない人が多く、クラクションを鳴らすのも日常茶飯事です。飲食店の店員がスマホを触っていたり、たまに居眠りしていたりと、日本では少し驚かれるような場面も、中国では自然に受け入れられています。

クラクションがそこら中で鳴っています
このような「ゆるさ」は、一見すると不真面目に見えるかもしれませんが、実は社会の変化を受け入れる柔軟さや、挑戦に寛容な雰囲気を生み出しているのではないかと感じました。枠にとらわれない発想や行動力が、多くのイノベーションや急成長を支えているのかもしれません。
このように、両国には似ている点もあれば、異なる文化や価値観もあります。だからこそ、相互理解を深めることが大切だと、日々実感しています。

なんと二郎系ラーメンまであります