「日本と中国、異なっているところ」小野 明日香(浙江大学)

今月上旬は西湖の北部に位置する太子湾公園でチューリップ展を見て、中旬には浙江大学の別キャンパスにて国際文化祭に参加してきました。

また、つい先日南京旅行もしてきました。4月は比較的有意義な一ヶ月だったと思います。

日本と中国、異なるところ

日本と中国の異なるところは比較的多いと思います。

まずは交通面です。一番大きな違いとして、中国は日本と逆で車が右側通行である点が挙げられると思います。また、右側通行であるため、車やバイクなどは信号の色に関わらずいつでも右折をすることができます。多くの道路では車道と自転車やスクーター用の道、歩道が分けられています。また、シェアサイクルやスクーターが日本以上に普及しているので、毎日ありとあらゆるところで見かけます。最近発見したのですが、シェアサイクルのようにQRコードを読み取ることで借りることのできるスクーターもあるようです。

浙江大学内のスーパー付近の様子
スクーターが沢山置いてあります
その中に紛れ込んでいる黄色い自転車はシェアサイクルです

二つ目は物価の違いです。もちろんお給料などの水準が違うという理由もあるかとは思われますが、中国は電車、バスなどの公共交通機関並びにタクシーの値段が日本と比べて非常に安いです。バスは1〜4元(20〜80円程度)前後、電車も3~8元前後(60〜160円程度)、タクシーは距離や場所によりますが日本円で300〜2000円以内で同じ都市内であればある程度の場所に行けると思います。また、中国に来たらハマる人が多いと思われる専門店のミルクティーは7〜22元前後(140~440円程度)で買えますし、果物の値段も日本より安いです。

三つ目はトイレについてです。日本は基本的にどこのトイレも綺麗かつ洋式が比較的多いことに加え、トイレットペーパーはトイレに流すことができますが、中国はトイレの綺麗さは当たり外れが大きいです。デパートなどのトイレは比較的整備されていて日本と同じくらい綺麗なことが多いですが、小さなお店のトイレや野外にあるトイレはあまり綺麗とは言えないことが多いですし、中国では基本的にどのトイレでもトイレが詰まることを防ぐためトイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てる仕様になっています。また、中国では和式がメインなので来たばかりの人は慣れないかと思いますが、和式は和式で洋式のように誰が座ったか、綺麗かどうかわからない便座に接触する必要がないという点では意外に良いのかもしれないと最近感じています。