「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」松谷 駿良(復旦大学)

私は日本から中国に留学し、現地の生活や文化に触れる中で、両国の似ている点と異なる点を実感した。

まず、似ていると感じたのは、人とのつながりを大切にする文化である。中国でも日本と同様に、家族や友人との関係を重視し、困ったときには助け合う精神が根付いている。特に春節や中秋節など、家族で集まる行事が多く、日本のお正月やお盆に似ていると感じた。また、どちらの国でも礼儀を重んじる文化があり、年長者への敬意や丁寧な言葉づかいなどには共通点がある。

一方で、違いも多く見られた。まず驚いたのは、中国人のコミュニケーションの積極性である。食堂や駅でも気軽に話しかけてくれる人が多く、人との距離が近いと感じた。日本では初対面の人に対しては少し距離を保つことが多いため、最初は戸惑ったが、次第にその明るさに助けられることも多かった。

また、生活習慣にも違いがあった。中国では食事の時間帯や量が日本と異なり、特に朝食に温かい麺やおかゆを食べる習慣が新鮮だった。さらに、都市部でも屋台文化が残っており、外食が手軽で安いことにも驚いた。対して、日本は自炊文化が強く、家庭での食事が中心である。

教育面では、中国の学生は学業に対して非常に熱心で、授業後も自習室で長時間勉強している姿が印象的だった。競争が激しく、良い成績を取ることが重視されている。一方、日本では学業と同時にサークル活動やアルバイトなど、多様な経験を重視する傾向があると感じた。

このように、似ている部分も多い一方で、文化や生活の違いが随所に見られる。実際に現地で生活したことで、相手国の良さや自国の特徴に改めて気づくことができた。この経験は、将来異文化の中で生きるうえでの大きな財産になると感じている。

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