「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」川端 渉真(北京語言大学)

留学をしてから日本と中国の違いによく気づくようになりました。例えば中国は日本よりも町中に多くのゴミ箱とベンチがあることです。道端に等間隔に設置されており、いつでも利用できます。飲み終わったペットボトルやテッシュなど細々したゴミを捨てることができて、ゴミ箱を探すストレスが無くなりました。ベンチも同様で、わざわざカフェに入る程度ではないけど、少し休みたいときにいつでも座れます。また街中に木も多く、暑い日でも日陰を通って歩くことができます。

日陰でも大丈夫

また中国は大学のキャンパスが1つの町のようになっています。北京は清華大学と北京大学はとてつもない大きさで、その他の大学は中国人学生からすると小さいらしいです。ただし私の所属する北京語言大学は日本の大学と同じかそれ以上に大きいです。スーパーやミルクティー屋、5階建ての食堂、クリーニング店、ホテル、散髪屋など挙げればキリがありません。とにかくキャンパス内で生活が完結できるようになっています。授業のある日は大学内に何もかもあって、外に出かけるのが億劫になることが多いです。

似ているところは食文化です。麺類や米類は味が似ているものもあり親近感を覚えるものもあります。ただし中国人学生の中にはミルクティーを飲みながら、ご飯を食べている人もいて、その部分は日本にはないものだと思いました。

使われている野菜が日本と似ています

話は変わりますが、4月26日には北京語言大学で文化节が開催されました。これは日本でいう文化祭みたいなもので、各国の留学生が自国の文化にまつわるお店があったり、パフォーマンスが行われるなど中国で有名なイベントです。留学生はそれぞれの国の伝統衣装を着ていて、普段とは違う雰囲気の北京語言大学を感じることができました。日本ブースは夏祭りをテーマに射的とスーパーボールすくいの体験コーナーがあり、多くの人が楽しんでいました。

開幕式のパレード
日本ブース