「中国語の勉強方法」小野 明日香(浙江大学)

早いもので中国留学生活も残すところ3ヶ月半となりました。最近は学校にあるグラウンドを利用して週に3、4回のペースで走ることを心がけています。中国に来てから日本にいた時にはやろうと思わなかったことにいくつか挑戦できていて、自身の成長を感じます。また、今学期の選択授業は中国将棋を選びました。なかなか面白いです。

最近中国ブランド“特步”のランニングシューズを購入しました。色味がとても可愛く走り心地もいいので気に入っています。最近は一度に5キロほど走れるようになりました。

中国将棋の授業で実際に対戦した時の様子。難しいですがなかなか面白いです。

 

中国語の勉強方法について

 1.中国の友人を作る

個人的に中国の方と交流するのが一番語学力の伸びが早いです。教科書から学ぶ基礎的なものはもちろん大事なのですが、中国語ネイティブの語感から学べることは非常に多いです。私は約4年半前に中国語の勉強を始めたのですが、そもそも中国語の勉強を始めた一番の動機が中国人のゲーム友達ともっと仲良くなりたいというものだったため、勉強を始めた当初から中国人の友人がいました。当時はチャットでの交流がメインだったため、分からない表現方法があった時はスクショをして言葉の意味を調べるということを繰り返していました。これを繰り返していくうちにネイティブがどのように表現するのかというのを学ぶことができ、また友人との交流で実際に使ってみることで間違っているところは教えてもらうなどしてブラッシュアップすることができます。

また、日本人が苦手気味なスピーキングやリスニングに関しても実際に中国の方と話すことが一番成長につながります。実際私が中国語を話せるようになったかも?と感じたのは留学前に数ヶ月中国人スタッフしかいない中華料理屋で働きながら彼らと中国語で話し始めてからでした。もちろん最初はすごく緊張しますし間違えるのが怖くて喋れないこともあると思いますが、それを乗り越えた先に待っているのは中国語を話せるようになった自分です。

今はインターネットで遠く離れた人とも繋がれる時代です。リアルでの友人を作る以外にもネットを利用して友達を作ることができます。もちろんネットで出会う人にはいい人も悪い人もいるのでその見極めは大事ですが、一歩踏み出して新しい友人を作ってみると、中国語力をもっと伸ばすことができるかもしれません。

私が中国語を始めるきっかけになった人たちと出会ったゲーム“sky-星を紡ぐ子どもたち”。久しぶりに起動したところ当時よく話していた友人と偶然再会しました。

 

 2.分からない単語の意味を中国語で調べる&中国語で考える癖をつける

これはある程度中国語を勉強してからでないと難しいと思うのですが、この方法も個人的には効果的だなと思っています。最初は中国語を話そうとする時に頭の中で日本語から中国語に翻訳してから話す、あるいは逆に中国語から日本語に翻訳して理解するというステップを踏むと思うのですが、ずっとこのままでは話そうとする時に毎回頭の中で翻訳をしなければいけません。流暢に話すことを目指す上でこれはネックになるなと思い、私は簡単な単語から始め、極力頭の中で中国を使って考える癖をつけるようにしました。単語を覚える時もできる限り中国語でその意味を調べるようにしました。もちろん時々理解のしにくいものもあるのでその場合は日本語も交えます。あるいは調べた意味の中で分からない単語をさらに調べることで一番簡単に要約された意味を見つけるというのも一つの手です。

中国語を中国語で覚える、考えるというのは最初こそ難しいですが、これはネイティブが当たり前にやっていることでもあるので、意外といい方法なのかなと思っています。慣れるとある程度のことはわざわざ日本語で考えなくても簡単に喋れるようになります。ただ、この方法を続けていくと時々中国語での意味はわかるけど日本語に訳す場合何が適切なのかというので悩み、頭が混乱するという場合もあるので、うまく折り合いをつけながら勉強しなければと思うこともあります。

私が授業中や勉強の際に使っているノートの一部。普段はこのような感じで学んだことや単語の意味をメモしています。

中国語の勉強に使っている浙江大学のノート。おしゃれなデザインで気に入っています。浙江大学へ留学される方はぜひ買ってみてください!