「中国語の勉強方法」松谷 駿良(復旦大学)

私が初めて中国語に興味を持ったのは約四年前。ゲームで知り合った一人の中国人からだ。そこから会話を通じて学び、大学では第二外国語で中国語を取り、HSK4級に向けた勉強をするようになった。今月は留学する前と後で続けていることと変わった勉強方法を紹介する。

留学する前から続けていること

まず、「多听多说多读(よく聞き、よく話し、よく読む)」という方針で、中国語に触れる機会を増やす。小説やアニメ、ドラマなど多様な媒体を通じて、中国語の音やリズムを体感し実際に活用する。特にアニメやドラマは、実際の会話に近い自然な表現が多いため、リスニング力やスピーキング力を向上させるのに非常に効果的。これらのコンテンツを視聴する際には、理解できない単語やフレーズをメモし、後で調べることで語彙力も強化される。

次に、「ゲームを通じて覚える」方法。特にオンラインゲームでは、スラングや日常的な表現を学ぶことができる。普段の会話では知ることのできないネイティブな表現を知り、それを実際の会話で使うことで、知り合ったばかりの中国人も驚いてくれる。そこから会話が広がっていき、仲良くなれる。このように、遊びながら学ぶことで、楽しみながら言語を習得できるのが大きな魅力。

留学後から取り組んだこと

初めに、「中国人に教わる」ことが挙げられる。言語はコミュニケーションの道具であり、実際に使うことでその真価が発揮される。私自身、日常会話を通じて中国人の友人と交流し、彼らから直接教わることで、言語のニュアンスを深く理解することができた。また、定期的に勉強会を開催し、互いに教え合うことで、実践的なスキルを磨いている。このような対話を通じて、単語やフレーズの使い方を学ぶだけでなく、相手の反応や表情を観察することで、より自然な言語運用が身につく。

次に「HSKの勉強」も重要。私はHSK5級を目指している。授業を通じて必要なスキルが自然と習得できたので、過去問題を繰り返し解くことで、試験形式に慣れるだけでなく、実際の試験においても高得点を狙えるようにしている。特に、リスニングとリーディングのセクションは、日常生活に直結する内容が多いため、実践的な学びが得られる。また、HSK対策を通じて、文法や語彙の基礎を固めることができ、自信を持って会話に臨むことができるようになった。

これらの方法を組み合わせて実践することで、中国語の実力を着実に向上させている。言語学習は一朝一夕ではないが、楽しみながら続けることで、少しずつ成果を実感できるようになった。今後もこれらの勉強法を活用し、中国語力を更に高めていきたいと思う。

上海図書館で勉強した
上海図書館の外見
精读课
沢山の文法を一度に学ぶので予習復習が大事
拔河比赛(綱引き大会)
準優勝する事が出来た