「冬の出来事」松延 伶美(浙江大学)

12月になって11月よりも更に気温が下がり、ダウンジャケットやマフラーで防寒しないと外に出られないほどになりました。街にはちらほらクリスマスツリーやイルミネーションが見られ、まさに12月を視界から感じとれます。今回のレポートでは冬ならではの出来事を紹介したいと思います。

インフルエンザにかかる

まず、普通の風邪とは違うと感じたのは熱が2日下がらなかったからです。発熱から2日目のお昼にしぶしぶ病院へ行き、インフルエンザの検査を受けたところ、案の定A型インフルエンザでした。この寒い時期は、風邪をひく人が多く、インフルエンザも流行していました。地下鉄やデパートなど多くの人が集まる場所ではマスクをした方がいいな、とインフルエンザにかかった後に改めて強く思いました。インフルエンザにかかると1週間近く学校を休まねばならず、受けなかった授業の埋め合わせとして後から追加で勉強しなくてはならず少し大変だったので留学中に風邪をひくものではないなとも思いました。ただ、病院に行って先生に自分の症状を伝えたり、症状が治まるまでどう過ごしたらいいかなどのやり取りを中国語で行ったことはとても良い経験になりました。

甘蔗茶と出会う

ある日学校内のフルーツ屋に行くと、フルーツ屋のおばちゃんから紙コップ一杯のお茶をもらいました。その場で一口飲むと、予想していなかった意外な味に、驚きました。ほんのり甘く良い香りがして、体がぽかぽか温まりとても美味しかったです。何のお茶か聞いてみると、「甘蔗茶」と言うそうです。その名の通り甘蔗を入れた水を沸かすと、甘蔗茶になるそうです。風邪の予防に効き目があるらしく、おばちゃんが帰りに沢山甘蔗を持たせてくれました。そして、寮に帰り自分で沸かした甘蔗茶を飲んだことがとても幸せでした。

クリスマスマーケットに行く

夏からずっと行きたいと思っていた上海のクリスマスマーケットに行くことができました。微信で事前に予約がいると聞いていたものの、2日前に予約が埋まっていることに気が付き諦めかけたところ、なんと会場に行ってその場で電子チケットを買えば入れました。(笑)人数制限のために予約枠が設けられているようですが、その場に行けば何とか入れるのは意外でした。会場内には、大きなクリスマスツリーがあり、そこを中心として色とりどりのキャンディや、ケーキ、チキン、ホットチョコレートなどを売る店舗が並んでいました。私はドイツのポテト餅や、ソーセージ、アップルパイなどを堪能しました。特にアップルパイがサクサクで美味しかったです。上海のクリスマスマーケットは雰囲気がよく、その空間にいるだけでとてもワクワクし、友達とたくさん写真を撮りとても満足することができました。

留学生活も残すところ約1ヶ月となりました。1月には期末テストを控えているので、最後まで気を落とさず駆け抜けたいと思います!