「12月の個人的ニュース」金子 絹和子(北京電影学院)

12月、北京に留学に来てから既に4ヶ月が経過した。そろそろ折り返し地点だ。来たばかりの頃は見聞きすること全てが新鮮で、毎日発見の連続だった。しかし今では中国での生活にも慣れ、繰り返される日々の中でどうやって自分を飽きさせず、一日一日を楽しみながら過ごすことができるかが課題となっている。そんな中、最近個人的ニュースが2つあったのでこの場で報告していきたい。

突如襲ったホームシック

夢にまで見た中国留学中に、まさか自分がホームシックになるなんて想像もしていなかった。「今日は中国語を話したくない」と思う日が1週間近く続いた。この期間は空が暗くなると悲しくなり、朝目が覚めると自然とため息がでた。中国での生活が嫌になったわけではない。年末で疲れを感じやすくなっていたのと、1人で中国に留学に来ているという事実に孤独を感じてしまったらしい。その前に風邪で4日間寝込んだ時もホームシックになることはなかったのに、突如として日本の友達や家族が恋しくなった。この期間は本当に辛かったが、会いたいと思う大切な友達や家族がいること、帰りたいと思う居場所があることがいかに尊くて幸せなことかを実感することが出来た。

ホームシック中はとにかく1人でご飯を食べないようにしていた。留学生の友達と出かけたり、デリバリーを頼んだ際は日本の友達や家族と毎日電話しながら食べた。日本人留学生と心置きなく日本語で会話したり、日本のバラエティを見て過ごすのも発散になった。無理に日本語や日本のものを禁止したりせず、辛い時はこういう過ごし方も必要だと学んだ。

またクラスの先生と食事をした際にホームシックについて相談したことがあった。すると先生が「まずは生活を楽しまなくちゃ、勉強はそれからでも間に合うよ」と言ってくださった。確かに留学に来てからは1日も無駄にできないという思いが強く、振り返ってみると今までの自分からは想像できないくらいの全速力で突っ走ってきた。だがこの先生の言葉を受けて、自分らしさや自分が楽しいと思うこと、その感覚を無視せずに、時には立ち止まって一息つくことも大切だと気づかされた。

こうやって自分の生活をレポートに書き記すと、生活に慣れてきたとはいえ、やはり毎日多くの気づきを得ていることを実感する。ホームシックがまたいつ再発するかは分からないが、幸いなことに日本と中国は近いので、本当に寂しくなった時は一時帰国という選択もあると気楽に考えていきたい。

異例の大雪にはしゃぐ先生と高級班の2人(ホームシックになる前)

大好きな先生

インターンへの参加

今月から北京にある外国人向け中国語教室でインターンを始めた。週1〜2度、大体2〜3時間出勤している。北京在住の日本人コミュニティのグループチャットで求人を見つけ、履歴書を書いて申し込んだ。応募条件の一つに「中国語ネイティブ」とあったので面接では少し緊張していたが、なんとか採用していただけた。たとえ応募条件のハードルが少し高くても、当たって砕けろ精神で飛び込んでみたら意外となんとかなるものだ。

この中国語教室は生徒の7割が日本人のため、ホームページやWeChatの公式アカウント等で情報を発信する際、中国語版と日本語版の2パターンを用意している。そのため私の仕事としては、中国語の日本語翻訳や、文化体験イベントを実施した際の参加者のアテンド、通訳、レポート制作などが主である。内容によっては寮で作業できるものもあるので在宅ワークも可能だ。将来のことはまだ深く考えていないが、やはり中国語を使いながら映画に関わる仕事がしたいと思っているため、今後はそういったインターンなども運よく見つかれば嬉しい。

インターンが決まった際に留学生の友達に何気なく伝えたところ、ものすごい熱量でお祝いの言葉をくれた。とにかくそれが嬉しかった。

インターン先の文化体験イベント(冬至の餃子包み体験)

お祝いの言葉をくれた友達がロシア料理を振る舞ってくれた

4ヶ月を振り返って

年末年始は家族が北京まで会いに来てくれたので寂しさを感じることはなかった。私がガイド役になり北京のほとんどの観光地を回ったのだが、自分が北京の街や文化についてかなり詳しくなっていることに気づいて驚いた。言語パートナーと毎週行きたい場所や観光地に遊びに行くので、知らぬ間に詳しくなっていたようだ。北京に来て4ヶ月、ここでたくさんの人や風景に出会うことができた。風邪をひいたりホームシックになりながらも、やっぱり留学に来てよかったとつくづく感じている。

日系企業のイベントに参加

年末に学校で行われた留学生新年会

元旦快乐!