「自身の関心のあること」細川詩織(北京師範大学)

11月も半ばになると北京は一気に冷え込み、日本より一足も二足も早く冬の訪れを感じる。留学が始まってから3ヶ月が経ち、いい意味で平凡な日々を過ごしているところだ。

最近のマイブームは、かなりシンプルだが散歩だ。休日はいろいろな公園を探しては足を運んでいる。先日は北海公園に始めて行ったのだが、この公園はかなり雰囲気が良く、入場料もお手頃でお気に入りのひとつとなった。特に目的があるわけでもなく、ただふらふらと歩き回って、疲れたらベンチに座るといった何の変哲もない休日だが、なぜかとても充実しているように感じる。おすすめは一冊ノートを持っていくことで、歩き疲れたら休憩しつつノートに日記を書いてみると、不思議と心が落ち着く。中国語で書けば勉強にもなって一石二鳥なので、ぜひ試してほしい。次の休日は大学付近にある双修公園に行く予定だ。ここは授業中に先生が教えてくださった場所で、日本人の建築家がデザインした日中友好公園だそうだ。留学中でも日本に関係するものがあると聞くとやはり嬉しいもので、行くのが今から楽しみだ。

お気に入りの北海公園

また、北京師範大学はキャンパス内が自然に溢れており、季節の移り変わりをこれでもかと感じることができる。平日はよく校内を散歩しているのだが、たくさんの人が地面いっぱいの落ち葉を写真に収めている場面を見かける。WeChatのモーメンツも、校内の景色を投稿する人が多く、普段は自然の写真など撮らない私でも、思わず撮ってしまうほどだ。

校内で季節を感じる

これからますます気温が下がり、外に出るのも億劫になる季節がやってくる。実際寒さからか運動場を利用する人も減っているように感じるが、それでも散歩は続けていきたい。どうやら風邪も流行っているようなので健康には引き続き注意しつつ、1か月後に迫る期末テストの準備をそろそろ始めようと思う。