「南京での学生生活」大門紗也(南京大学)

授業の様子

私の所属する海外教育院では、初級から高級まで大きく5つのレベルに分かれており、私は上から2番目のクラスにいます。授業は、必修科目が朝8時から12時まであり、午後から選択科目として作文や太極拳の授業があります。教室は寮の隣なので、寝坊して遅刻する心配はありません。

必修の授業はとてもレベルが高いです。「观念と概念の違いは何ですか、はいそこの学生答えてください」「今から言う6つの単語を使って10分以内に文章を書いてください」と先生はさらりと言うので、緊張感ある授業についていくのに予習と復習は欠かせません。しかし勉強を続けるうちに、以前より長い文章を書けたり、分からない単語を知っている単語で言い換えたり、中国語ができるようになっていると実感しています。

1番好きな太極拳の授業では、70過ぎの女性の先生が方言混じりの早口で動作を説明してくれます。最初は何1つ聞き取れませんでしたが、毎週1時間30分集中して聞いているうちに、理解できるようになってきました。私もいつか方言を話せるようになりたいです。

双11は南京大学の生徒が始めたそうで、先生がお得な買い方を伝授してくれました。

 

ご飯と寮について

普段の食事は寮から歩いて20分の所にある学食を利用しています。毎回15元以下でお腹いっぱい食べられます。9月は指差しで料理を注文していましたが、これではいけないと思い、红烧肉や糖醋肉といった料理の名前を覚え始めました。

食堂の中でお気に入りのお店です。おじさんが奥で調理してくれます。

12元でお腹いっぱいになります。

また、ルームメイトは料理が得意なベトナム人で、よく私にもご飯を作ってくれます。食堂の中華料理に飽きたらルームメイトの作るベトナム料理を食べるという日々です。日本料理が恋しくなるだろうと持ってきたインスタントの味噌汁は、まだ開ける必要はなさそうです。

南京大学の留学生寮は、元々ホテルだった建物を改装したらしく、シャワーとトイレは別で、ベッドが2つ部屋の中央に置いてあります。私は寝る時以外は部屋に帰らないのですが、寮生活では特に困ったことはありません。

授業時間外の過ごし方

必修科目が無い日は12時で授業が終わるので、図書館や自習室で勉強したり、小红书や大众点评というアプリで紹介されている博物館やお寺に出かけたりします。南京大学の鼓楼キャンパスはアクセスが良いので、多くの観光地まで電車に乗って30分程度で到着します。

電車で1時間かけて南京猿人が発見された洞窟へ行きました。

南京は、近代的な部分と歴史的な部分が混在した大都市なので、観光地までの街歩きも楽しいです。歩きながら聞こえてくる中国人の会話に耳をすませてみるのですが、太極拳の先生以上に早口で分かりません。

景色が綺麗で歩くのが楽しいです。

休日は少し遠い場所へ観光に出かけたり、南京大学の日本人グループの中で紹介して頂いた、日本語を勉強している中国人の学生と交流会に参加しています。

 

少しずつ気温が下がってきました。南京の冬は寒いと言うので、秋がこのまま続いてほしいのですが、風邪を引かないように体調に気を付けて頑張りたいと思います。