「留学を開始して困ったこと・面白かったこと」猪狩未央(北京語言大学)

まず、留学を開始して困ったことは支払に関してです。「キャッシュレス化が進んでいて財布を持ち歩く必要がない」と聞くと一見便利なように感じますが、中国の銀行口座を開設するまではオンライン決済が使えず大変でした。実際に店頭に赴けば現金が使えるお店もたくさんあったのですが、店員さんの言う金額が聞き取れず、毎回緊張していました。

また、ネットショッピングなどはAlipayやwechatpayの紐づけが必須なので、留学開始当初は、買いたいものをリストに入れて眺める日々が続きました。現金はあっても買い物の選択肢が少ない、という状況は今まで体験したことがなかったので、中国のキャッシュレス文化は衝撃的でした。

実際に北京に来て面白いと感じたことのひとつは、买一赠一の文化です。买一赠一とは、ひとつ商品を購入したらもう一つおまけでついてくる、というもので、スーパーからドリンクショップまで街の様々な場面で見かけます。以前夜の7時ごろにスーパーに行った際には、本来ひとつで20元のサラダがふたつセットで売られていました。一つづつ半額で売ってほしいとも思いますが、食品ロス削減の効果も狙っているのではと感じます。食品の买一赠一のほかにも、インスタント麺にお椀がおまけでついていることもあります。

买一赠一のほかに、一杯買うと二杯目が半額になる「第二杯半价」などのキャンペーンもあります。

また、レンタル自転車の多さが印象的です。日本でもレンタル自転車を見かける機会はありましたが、一歩学校の外に出るといくつもの自転車が目に飛び込んできます。指定された区間内であればどこから乗ってもどこで降りても良く、価格も30分で1.5元とリーズナブルです。私は先日はじめて利用したのですが、今まで徒歩でも電車でも1時間ほどかかっていた場所に20分ほどで到着できました。現在の北京は秋めいて過ごしやすい気候が続いているので、これからも自転車を愛用していこうと思います。

道に並んだレンタル自電車の様子。つねに様々な種類の自転車が並んでいます。

実際に自転車に乗っている様子。最近は過ごしやすい天気が続き、自転車に乗るのも気持ちがいいです。