「中国語の勉強方法」佐藤穂乃美(重慶大学)

中国語の勉強について、口語に関してはとにかく人と会話することだと身をもって感じています。わたしは英語が苦手なので、留学生同士でコミュニケーションを取る際の共通言語はやはり中国語です。少し韓国語を話せますが、韓国人の友達とも敢えて中国語で話すようにしています。わたしよりも中国語が上手な友達ばかりなので、友達との交流のおかげで口語力が伸びたと感じています。もし、相手が話した内容でわからない部分があった時には「それってどういう意味?」と遠慮せずに思い切って聞くことが大切だと思います。また、会話中に友達が話していた中国語から、「こういう言い方ができるんだな」と参考になる表現を盗んでわたしも使っています。先日、留学開始直後に知り合った中国語が流暢なロシア人の友達と会話していて、わたしの中国語の上達がはっきりとわかると言ってもらえて嬉しかったです。

口語以外では、新学期から授業内容も難しくなり、今まで見たこと・使ったことのない単語や成語を学ぶことがぐんと増えました。特に成語は意味も漢字も難しいものばかりです。日本人は漢字を使うので、知らない中国語に出会っても漢字からなんとなく意味を予想できることが時々ありましたが、成語は漢字を見て勘で意味を当てられるものではないと感じています。そのため、効率が悪い方法なのかもしれませんが、わたしはとにかく書いています。拼音を確認して、発音しながらひたすら書くことでちょっとずつ覚えています。また、授業中に先生がこの単語はどういうシーンで使うのか、書き言葉なのか話し言葉なのか等を教えてくれるので、聞き逃さずに頭の中でイメージ付けをするようにしています。中国語で説明を聞いてもイメージしづらい成語は、百度で検索して子ども向けに作られた1分程度のアニメ動画を見たりもします。

わたしが通うキャンパスの主な自習スペースは図書館とカフェです。図書館は二ヶ所あり、一ヶ所は会話禁止の静かな広い図書館で、たくさんの学生が黙々と勉強しているので、一人で集中したい時に利用しています。もう1ヶ所の図書館とカフェはしっかりと勉強ができる空間でありながら会話も可能なので、友達と一緒に勉強する時によく利用しています。中国の学生の勉強する姿を見ていると、こちらもやる気が出てきます。学習内容のレベルも上がったので、予習復習を怠らないようにしたいと思います。

 

①中国人の友達から中国語の表現を褒めてもらえました!

 

②重慶大学のカフェの看板メニューのラテです