「留学中に経験した面白い、変わった体験」山内美空(復旦大学)

はじめに

約2か月間の長い休みが過ぎ去っていった。冬休みの間には中国の様々な都市に行き、中国文化に触れることができた。上海の気温は2月に入ると、マイナス気温まで下がることが少なくなった。タクシーの運転手と話した際、春節の上海は、多くの人が帰省するため寂しくなると聞いた。その運転手も春節には安徽に帰ると言っていた。春節は、大都市に人が集まるのではなく、家族と過ごすことが一番大切にされていると理解した。確かに、ルームメイトのマレーシアの子は、春節の時期は帰国し、家族と新年を迎えると教えてくれた。日本では春節の文化はないため、中国の文化の中でも特に新鮮だった。

また、現在は次の学期が始まるという期待もあるが、残された勉強時間を余すことなく使わなければならないと身を引き締め、新学期を待っている。

留学中に経験した面白い、変わった経験

この半年間、日本では味わえない中国の世界を体験した。変わった経験として、西安に行った際、西安城壁の上でばったり復旦大学の同じクラスの子と出会ったことがあった。確かに、西安は人気の観光地で、そこへ行くという留学生は多い。しかし、上海から遠い西安で出会えたことが非常に面白く、忘れられない思い出となった。中国で様々な人と知り合い、交流できることの喜びを感じている。

西安城壁

西安钟楼

高铁について

中国で高铁に乗ったことは、面白いと感じた経験のひとつだ。高铁とは、日本の新幹線のようなもので、高速で大陸を移動できる交通手段である。駅に入るとき、中国の方は身分証で入場でき、外国人はパスポートで入場できると知った。この身分証には乗る列車の予約データが関連付けられており、チケットをわざわざ持つ必要がない。このシステムは、日本では見たことがなく、感動したのを覚えている。また、乗車する便の時間が迫ってきてから

初めて、ホームに入ることができる。乗車過程において、日本の新幹線とはっきりした違いがあり、面白い経験だった。また、乗車時も、常に誰かの話し声が聞こえ、日本とは全く異なる空間だった。交通機関の一つをとっても、中国文化を体験することでき、それらは鮮明に記憶に残っている。

駅のホームの様子